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暑い夏のスイーツといえば氷菓。ここ数年、専門店が次々とパリに誕生し、トップパティシエたちも氷菓に力を入れている。そんな中、この初夏に誕生したのが「ラ・グラスリー・パリ」。オーナーのダヴィッド・ウェズマエルは、2004年にMOF、2006年にワールド・ペストリー・チャンピオンシップでチーム優勝した実力派だ。
素材を厳選し、アイスクリームマシンにかける前にしばらく置いて味をなじませ、マシンの回転のスピードにも気を配る。作りたてのアイスやシャーベットは、風味も口どけも文句なし。スペシャリテのドーム型の氷菓は、オレンジ・マロン・バニラなど3つの風味をバランスよく組み合わせてメレンゲの台にのせたもので、かわいい形も魅力的。持ち帰り用アイスは円筒形の容器入りで、チューブ状のアイスを好みの厚さに切って、好きな味を何層にも重ねて専用のソースをかければ、自宅でも簡単にアイスケーキの完成だ。
オリジナリティのある氷菓の提案に、店はひときわの賑わいを見せている。
(『料理通信』2018年10月号/「ワールドトピックス」より)
◎ La Glacerie Paris
13 rue du Temple 75004 Paris
☎+33.(0)1.55.43.91.96
13:00~23:00(日曜~21:00)
月曜休
ドーム型 7.5ユーロ、チューブ1本 14ユーロtext by Yukino Kano
JOURNAL / 世界の食トレンド
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