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セーヌ川クルーズといえば、パリでも屈指の人気を誇る観光イベントだが、この秋、料理界の巨匠アラン・デュカスがクルーズ船事業に参入。「デュカス・シュル・セーヌ」を誕生させた。
1年近くもの月日をかけ、オール電化で環境に配慮し、騒音も少ない美しいクルーズ船を造船。120席を擁する船内は、メタリックでコンテンポラリーな雰囲気で、パリの地図をモチーフにした客席、絨毯や銀器を多用したテーブルウェア、ラウンジ的なテラスなど、内装はいかにもパリらしいリュクス感があり居心地抜群だ。
1時間半をかけてセーヌ川を巡るクルーズは、ランチ3コース(100ユーロ~)、ディナー3コース(150ユーロ~)。船内には最先端の厨房を設置し、デュカスのレシピによる、上質で新鮮な食材を使った作りたてのガストロノミー料理を提供する。夕方は係留地でティータイムも楽しめる。優雅な船で、美しいパリを眺めながら美食を楽しめる、唯一無二のクルーズ船だ。
(『料理通信』2019年1月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Ducasse sur Seine
Port Debilly 75116 Paris
☎+33.(0)1.58.00.22.08
www.ducasse-seine.comtext by Yukino Kano
photograph by Pierre Monetta
JOURNAL / 世界の食トレンド
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