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JOURNAL / 世界の食トレンド

India [Bengaluru] ラーメンに魅せられ独学でオープン!実力派料理人が手掛けるヌードルバー

Dec 19, 2022

text by Akemi Yoshii, photographs by Sanskriti Bisht(Food), Atul Pinheiro(Shop)

ラーメン人気が高まるインド。2022年8月、南部カルナータカ州バンガロールに自家製麺の本格派ラーメン店「ナル・ヌードルバー(Naru Noodle Bar)」がオープンした。シェフのカヴァン・クタッパさんは、親日家で大のラーメン好き。NYの料理学校CIA(The Culinary Institute of America)で料理を学んだ後、フレンチをはじめ、地中海、アジアン、モダンサウスインディアンなど、米国とインドで経験を積んだ。2020年にはコンデナスト・トラベラー誌インド版の、40歳以下のシェフで最も注目すべき40人にも選ばれた実力派だ。

有名店の料理長を務めていた2020年、ロックダウンで店舗休業を余儀なくされた時、自宅で始めたのはラーメンを麺から作ることだった。これこそ本当にやりたかったことだと気づき、翌年5月、職を辞してInstagramでラーメンキットのデリバリーを開始した。美しく盛り付けられたラーメンの投稿は注目を集め、キットは瞬時に売り切れ。ロックダウン緩和後は、ポップアップでも話題をさらった。

2018年、タトゥーを入れるために日本を訪れた際、ラーメンにハマってしまったカヴァンさん。タトゥーには柚子など日本の食に関した模様を選んでいる。

カウンター8席の「ナル・ヌードルバー」はオンラインでの完全予約制。毎週月曜午後6時に予約受付を開始し、1、2分でその週の全ての席が埋まる。メニューは6種の定番ラーメンに、月替りの限定ラーメンが加わり、日本酒も数種類常備する。一番人気はとんこつラーメンで、自家製オーツミルクでコクを出すベジラーメン(2種)も好評。顧客の3〜4割はベジタリアンだという。

「試作で最初に麺、だし、タレ、具、油脂を混ぜ合わせた時、上手く行ったとわかった瞬間の喜びは、何にも代えがたい」とカヴァンさん。気分が沈んでいる時にも1杯で元気になれるのがラーメンの魅力だと語る。

今後の夢はいろいろ。まずはインド他都市でのポップアップを計画している。

(写真トップ)独学でラーメン作りを学んだカヴァンさん。一番人気の「とんこつラーメン」。

(写真)2022年11月の限定ラーメンはインドの食材、ゴアのチョリソーを使用した「Goan Chorico Tantanmen」。



◎Naru Noodle Bar 
Ground Floor, The Courtyard, 105, Kengal Hanumanthaiah Road, Shanti Nagar, Bengaluru 
完全オンライン予約制
月曜、火曜休
Tonkotsu 1000ルピー、Kara Miso(ベジタリアン) 800ルピー
https://www.narunoodlebar.com/ 

*1ルピー=1.69円(2022年11月時点)

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