Italy [Milano]
米にフォーカスを当てたビストロ
2017.05.06
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欧州第1位の米栽培を誇るイタリア、北部パダーナ平原には水田が広がり、ミラノは伝統的にパスタより米食が多いとも言われている。その米にフォーカスしたビストロ「ソリーゾ」が、2016年秋、市内にオープンした。
大手米生産会社スコッティ家のヴァレンティーナさんの発案で、多様な米料理や、好みのトッピングができるライスミルクのヨーグルトが人気だ。アペリティーヴォには、米のビールをはじめ、一ツ星シェフ、オルダーニとコラボした6種のトッピングが選べる「お米のチャルデ(サフラン風味の薄焼き煎餅)」をサービスする。
「ヘルシーで、今注目のグルテンフリーにも添った構成です」と店長のマウリッツィオさん。メニューには、サフラン入りミラノ風リゾットや、赤米や黒米を使うバリエーション豊かな米料理が並び、ディナーには魚や肉料理も揃う。70席ある店内は、ランチタイムには近くのオフィスワーカーや学生たちで賑わい、ディナーには仕事帰りのカップル、また日曜日は家族層も訪れ、幅広い客層に支持されている。
(『料理通信』2017年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Bistrot so’Riso
Corso Magenta, 30 20123 Milano
☎ +39‐(0)284215056
7:30~24:00
(土曜8:30~、日曜9:00~)
無休
http://sorisoscotti.ittext & photograph by Yuko Suyama
JOURNAL / 世界の食トレンド
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