Peru[Lima]
ペルーならではの素材で旬を感じるジェラートを
2020.03.12
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リマ市バランコ区の「ブル:イル・ジェラート・デル・バリオ」は、イタリア系ペルー人ラウラ・ルカンジェリ氏とペルー人ニコラス・パルマ氏による、イタリアのテクニックとペルーの味を融和させたペルー初のイタリアン・ジェラート店。
60種類以上のレシピから常時16種類を提供、ベースとなる牛乳はラ・モリーナ国立農業大学から毎日仕入れている。ジャンドゥーヤなどのイタリアらしいフレーバーだけでなく、アンデスハーブのムニャやナス科の果物キトキト、アマゾン産カスターニャやカムカムといったペルーならでは素材使いが自慢だ。ジェラートの命である鮮度を守るため、作り置きは一切なし。旬の国産素材にこだわり生果肉のみを使うので、ほぼすべてがシーズン限定。
もともとスイーツに季節感を求める習慣がなく、イチゴ味は一年中あって然りと思い込んでいるペルー人にはずいぶん驚かれたというが、いつもフレッシュで目新しい味が楽しめるとあって、今ではリピーターの獲得につながっている。
(『料理通信』2020年2月号/「ワールドトピックス」より)
◎ BLU: il gelato del barrio
Jirón 28 de julio 202, Barranco, Lima
☎+51-01-247-3791
無休
1ボール 7 ソレス、2ボール 10ソレス
Facebook:gelatodelbarrio
text & photograph by Keiko Harada
JOURNAL / 世界の食トレンド
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