Spain [Barcelona]
サン・セバスティアンの老舗バルがバルセロナに!
2015.11.04
 
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          バルセロナがあるカタルーニャ州と北部のバスク地方は、対比されることが多いスペインきっての美食地方だ。バルセロナにもバスク地方のレストランやピンチョスバルはあるが、バルセロナ版バスク料理という雰囲気で、現地の料理とはどこか異なる印象。 
 そんななか1982年にサン・セバスティアンに開店し人気を誇っている「セルコ」がバルセロナの目抜き通りに出店し、話題となっている。「セルコ」のコンセプトは前衛的なタパス(ピ ンチョスを含む)。なかでも、2009年にサン・セバスティアンで開催されたピンチョスコンクールで「ヒルダ・デ・オロ」最優秀賞を獲得した、フォワグラクリームをペドロ・ヒメネス(シェリー)のゼラチンで包み、スナックをのせたものが代表料理だ。
 また、客が自ら、タラとタマネギのキャラメリゼを小さな七輪のような器具で焼く料理も人気。バルセロナ店の80%の料理が本店のメニューと同じとあり、本場の息吹も感じられる。同店が波に乗れば、今後新たなバスクレストランが進出することだろう。
 (『料理通信』2015年11月号/「ワールドトピックス」より)
 
 ◎ ZERUKO 
 Gran Via 654, Barcelona
 ☎ +34-93-500-5595
 12:00~16:00、20:00~24:00
 日曜休
 text by Makiko Hata / photo by Manuel Iglesias Alverez 
JOURNAL / 世界の食トレンド
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