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パエリアをはじめ、スペインでは米は身近な食材。地中海沿岸部の米は種類も調理法も多く、その情熱とこだわりは日本人に勝るとも劣らないが、地元の米を使って醸造する酒蔵が登場し、味噌や麹の販売も始まっている。
仏教用語の「見性」から命名されたブランド「KENSHO」では、純米酒の他、自家製の米麹と大豆麹を使って、赤味噌、白味噌を醸造。エブロ川三角州流域のやや軟質の水を使い、日本の味噌のような優しい味を実現した。大豆の摂り過ぎに注意しているマクロビオティック実践者のための、ヒヨコ豆の味噌も品揃えの一つ。愛用者は、味噌汁はもちろんのこと、オリーブ油と味噌を混ぜてトーストに塗ったり、ソースとして肉や魚に合わせたりするという。
創業者のウンベルト氏は「味噌汁を作る時は、味噌は最後に入れてください。我が社の味噌は加熱処理をしていないので、菌を熱で殺さないようにね」とアドバイスするほどの気遣い。和食の知識と実践は着実にスペインにも浸透してきている。
(『料理通信』2019年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Kensho
Barranc sant pere sn, L'ampolla, 43895, Tarragona
☎+34-652-834259
info@kenshosake.com
MISO 各7ユーロ/380g
www.kenshosake.comtext by Yuki Kobayashi
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