Spain [Madrid]
スペイン国内で成長を続けるフランチャイズ店
2019.07.16
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週に何度も通える安価で使い勝手の良い店というと、ともすると一流店よりも経済的成功を収めているものだ。その好例が、スペインの飲食フランチャイズ店コメスグループだ 。グループの主要ブランドである「リサラン」第1号店は、1988年オープン。バスクの習慣であるピンチョスを、カウンターにずらりと並べるスタイルをチェーン化した老舗的存在だ。現在では国内に約300店、海外13カ国に展開する。
メニューは、様々な種類のピンチョス、生ハムやコロッケなど純スパニッシュ。ピンチョスは1皿1.40ユーロからと経済的で、誰もが知る家庭的なメニューがあり、画一化されたファストフード店にはない親近感とドメスティックさが成功の秘訣かもしれない。
去年からデザインを一新、グルテンフリーメニューを揃え、フランチャイズ展開も国内外で快進撃を続けている。2018年はこの「リサラン」を始め、スペイン料理を軸に据えたグループ店を全国に40店舗オープンし、今年は50店舗、350人の雇用を生み出す予定だ。
(『料理通信』2019年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Lizarran Madrid
https://lizarran.es
◎ Comess Group
www.comessgroup.com
text by Yuki Kobayashi
JOURNAL / 世界の食トレンド
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