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スウェーデン北部のウメオ市郊外にあるブレンランド・イースシーデル社。国産のリンゴを使った欧州初のアイスシードルを開発し、市場発売当初の生産本数450本から、現在20000本を販売する。同社が、2015年9月にスパークリングシードルと、単一農家のリンゴを使用したアイスシードル(375ml/251スウェーデンクローナ)を発売し、注目を浴びている。
オーナーのアンドレアス・スンドグレン氏は、ソフトウェア関係の仕事を経て、以前から興味のあった飲食関係の仕事に就き、国産のリンゴを使った高品質な商品を作りたいと考えた。熟考の末、自国の品種は、甘いデザートワインのようなアイスシードルに適していると判断し、2012年、市場発売へ。甘味だけでなく酸味もあるスウェーデン産リンゴのアイスシードルは、アイスワインよりも甘過ぎず、さっぱりとした甘味・酸味のバランスの良さが評判だ。
2016年1月には、樽熟成させたアイスシードルも発売予定。さらに、自社畑のリンゴを使った商品も生産予定だ。
(『料理通信』2015年12月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Brännland Iscider
www.brannlandcider.en
text by Sakiko Jin / photograph by Johan Gunséus
JOURNAL / 世界の食トレンド
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