「技術・文化を伝承する」
老四川 飄香 井桁良樹 Yoshiki Igeta
2015.05.19
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店名
老四川 飄香/(ピャオシャン)
2005.4.6 open 老四川 飄香のページを見る
1971年1月13日生 / 千葉県出身 / A型
高校卒業後、千葉調理師専門学校へ。千葉「老四川 岷江」(8年)、柏「中国料理 知味斎」(3年)を経て渡中。上海、成都にて街場の中国料理店やホテル内レストランなど数店舗で修業(計2年)。帰国後、都内ホテル内レストラン(四川料理)等を経て(3年)、05年、代々木上原に「中国菜 老四川 飄香」をオープン。その後麻布十番へ移転。
FAVORITE
音楽 : クラシック
本 : 『料理通信』
映画 : 特になし
MY LEGEND
木村政敏
株式会社知味斎オーナー。1968年より料理の世界へ。椿山荘、美華大飯店(北海道)等で修業を重ね、74年「知味斎」入社。本店料理長、総料理長を経て、2010年オーナーシェフに就任。
二宮健
株式会社中村屋の総料理長兼チーフテイスター。1952年、中村屋入社。入社後、中国料理、西洋料理を手がけ、中村屋の外食事業の礎を築いた後、75年に総料理長に就任。現在は総料理長兼チーフテイスターとして、業務用食材や菓子などの開発に携わり、中村屋全体の味をチェックし、伝統の味の伝承に力を注いでいる。
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飄香口水鶏(四川名物よだれ鶏)
1728円
茹で鶏に麻辣だれをかけた四川の名物料理。丸鶏をスープで約1時間茹でてしっとり仕上げている。麻辣だれは刺激よりも、調味料と香辛料を幾重にも重ねて作る「香り」を重視。花椒油の配合を変えるなど常に進化し続けている。
■ 移転前の「老四川 飄香」での仕事
必要とされるためのキーワード
毎年アップデートする。
毎年アップデートする。
- 「老」の意味は「昔ながらの」。井桁良樹シェフが店名の頭に「老四川」を付けたのは「百の素材があれば百の調理法がある」と言われる伝統的な四川の真髄を伝えたいとの思いから。中国料理の中でも四川料理はその多彩な味と調理法で他を圧倒しており、今や中国全土でも人気No.1の料理だ。
日本では四川と言えば麻辣味だが、現地の食文化にどっぷり浸かった井桁シェフにしてみれば麻辣味はごく一部。四川の漬物「泡菜」の酸味を生かした家庭料理など知られていないものもたくさんある。伝統料理から家庭料理まで現地で学んだ本場の味を伝えたい。そのための年2回の四川行は必須だ。というのも豆板醤も花椒油も自分で作る調味料には四川の唐辛子や香辛料、調味料が欠かせないから。現地では食材調達以外に食のトレンドもチェックする。
「中国は今、広東など南方の素材を北の技法で作るのがブームですが、この発信源が成都。伝統と現代とが同居する現地の料理は自分に刺激を与えてくれています」
- text by Mieko Sueyoshi / photographs by Megumi Takei
老四川 飄香 東京都/麻布十番 老四川 飄香のページを見る
住所 | 東京都港区麻布十番1-3-8 FプラザB1F |
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電話番号 | 03-6426-5664 |
営業時間 | 11:30〜14:00 LO 18:00〜21:30 LO |
定休日 | 月曜休 |
カード | 可 |
座席 | 全54席 |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | 東京メトロ、都営線麻布十番駅より徒歩2分 |
URL | - |
備考 | 昼1200円、3800円、5800円 夜8640円、16200円 アラカルトあり(税込・サ別) 紹興酒 グラス648円 【WINE】グラス白赤各864円~ |
- 料理通信に7回登場
- ・「2008年09月 絶対作れる!挑戦レシピ」 掲載
- ・「2009年06月 満席の店をつくった若手料理人10人の仕事術」 掲載
- ・「2010年08月 自家製塩漬け豚で作る夏のスープ」 掲載
- ・「2011年04月 ビネガー100%活用術」 掲載
- ・「2011年05月 食のプロを刺激する店」 掲載
- ・「2012年05月 100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
- ・「2012年06月 マジックなミックススパイス3本勝負」 掲載
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