「人材を育成する」
ラ・ベットラ・ダ・オチアイ 落合 務 Tsutomu Ochiai
2014.10.01
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店名
ラ・ベットラ・ダ・オチアイ/LA BETTOLA da Ochiai
1997.9.17 open ラ・ベットラ・ダ・オチアイのページを見る
1947年10月30日生 / 東京都出身 / B型
64年レストランで修業を開始。「トップフード」でフランス料理を知る。66年「ホテルニューオータニ」(4年半)。71年「トップス」。77年渡仏。立ち寄ったイタリアで伊料理に開眼。78〜81年渡伊、ローマ「チェレスティーナ」を皮切りに、ナポリ、シチリア、フィレンツェ、ボローニャなどの18店以上で修業。82年赤坂「グラナータ」オープニングシェフに。89年「モデルナ」のシェフに。96年「グラナータ」を退職、97年「ラ・ベットラ」オープン。
FAVORITE
音楽 : coba
本 : 自動車雑誌。毎月6〜7冊は買っている。
映画 : なし
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新鮮なウニのスパゲティ
3990円コースの一品
「グラナータ」時代から作り続ける一皿。ニンニクオイルとアンチョビー、トマトと生クリームが入った濃厚な味。通常はパスタ60gにウニ40gを使うが、催事では水煮ウニを加えて60gに増量し芽ネギをのせる。
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季節の野菜 トリュフ風味のバーニャカウダ
夜3990円コースの一品
笠の裏が黒くなるほど成長したマッシュルームを、ニンニクとバターで炒め、少量のトリュフとペーストにした。マッシュルームと合わせることで、驚くほど馥郁としたトリュフの香りに。野菜で掬って食べる。
必要とされるためのキーワード
分かち合う。
分かち合う。
- オープンして15年目。嬉しいことに、様々な形で「ラ・ベットラ」の味を味わえるようになった。
5店舗ある支店はすべて同じ価格、同じスタイル。催事のほか、料理教室、レシピブック、商品開発と落合シェフの活動は幅を広げている。そのどれもが、「ちゃんと、あのラ・ベットラの味がする」。
たとえばホテルでの催事では、ホテルからの研修生を受け入れ「自由に選べるプリフィクス」を実現させる。
「追加料金なしで好きなものを選べるのがウチの特徴。お仕着せのコースではお客さんに申し訳ない」
レシピや考えは惜しげもなく共有する。「レシピを教えた店の方が旨いって言われたら悔しいから、こっちも頑張るじゃない」。
当時の「グラナータ」と同じレベルの料理を安く出し、みんなに食べてもらいたい。多くの人と平等に楽しく分かち合いたい。
そんな落合シェフの平等感が「ラ・ベットラ」の出発点であり、店内外の料理人たちを育てる礎だ。
text by Reiko Kakimoto / photographs by Kouichi Takizawa
ラ・ベットラ・ダ・オチアイ 東京都/新富町 ラ・ベットラ・ダ・オチアイのページを見る
住所 | 東京都中央区銀座1-21-2 |
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電話番号 | 03-3567-5656 |
営業時間 | 11:30〜14:00 LO 18:30〜22:00 LO(土曜、祝日は18:00〜21:30 LO) |
定休日 | 日曜、第1・3月曜休 |
カード | 可 |
座席 | 全36席 |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | 東京メトロ新富町駅より徒歩5分 |
URL | http://www.la-bettola.co.jp |
備考 | 昼1296円(平日のみ)、1944円、3024円 夜4104円(税込・サ別) 【WINE】グラス白赤各2種648円~、ボトル2592円~ ディナーの予約は奇数月の第3月曜から、翌々月とその次の月の分を受付。ランチは当日10:00から来店順に、店頭のボードで受付。 |
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