PEOPLE / 食の世界のスペシャリスト

奥村文絵さん（おくむら・ふみえ）フードディレクター

第5話「仕事年表」（全5話）

2016.07.01

仕事年表

1971年

・千葉県生まれ。

1994年

・大学卒業。空間プロデュースの企画営業で、店舗プランニングなどを学ぶ。

1995年

・東京デザインセンターに転職。フードコーディネータースクールに通い始める。

1998年

・福岡へ。フードコーディネーターのアシスタントとなる。

2000年

・フリーランスとして独立。

2002年

・千葉へ。キャリアスクールのフードコーディネーター講師を3年間務める。月に一度、農家で手伝いを始める。

2003年

・店舗ディレクション等を手掛ける。

2005年

・ハインツ日本株式会社のコーポレートサイト「ハインツのある物語」（当時）を企画、制作。ロンドン国際広告祭に入賞。東京インタラクティブ・アド・アワードに入賞。

2006年

・「鎮守の森のごはん市」をプロデュース。成田で有機栽培された落花生を使ったオリジナル食品を企画販売。

2007年

・東京へ。北海道滝川市の老舗ホテル「hotel miura kaen」のメインダイニングの業態開発を手掛ける。
・山形県飽海郡遊佐町の食ブランド事業に関わり、小冊子「遊佐いろは」、農産物出荷カレンダー「遊佐ノ市みのり暦」を制作。フードディレクションを手掛けた「彦太郎糯」が、遊佐町優良特産品品評会金賞を受賞。

Photograph by Atsushi Yamahira

2008年

・食を専門とするクリエイティブ・ディレクション・ファーム「Foodelco」を立ち上げ、肩書きを「フードディレクター」に。オリジナル食品ブランド「800 for eats」を立ち上げる（2013年終了）。
・「彦太郎糯」のパッケージがグッドデザイン賞を受賞。
・原研哉氏、佐藤卓氏など9名のデザイナーが、デザインの地域格差について考える「太郎吉蔵デザイン会議」にパネリストとして参加。パーティのディレクションも手掛ける。

2009年

・全国鰹節類青年連絡協議会にて、「つくるのは、鰹節のある暮らし」というテーマで講演。
・新潟県十日町市にて、「食のブランドづくりとその視点」というテーマで講演。
・山梨県韮崎市穂坂町の地域食ブランド化事業に携わり、ワイン、ジャム、コンポートの商品開発を手掛ける。
・和菓子舗「榮太樓總本鋪」のブランディングを手掛ける。（～現在）

Photograph by Atsushi Yamahira

2010年

・香川漆器ブランド戦略事業にアドバイザーとして参加。日・英・仏語のパンフレットを制作。

2011年

・オリジナルブランド「800 for eats」のお米シリーズが、ジャパンパッケージングコンペティションの和食品部門賞を受賞。
・ナガオカケンメイ氏が手掛けるトラベル情報誌「d design travel」の栃木特集号で、フードディレクションを担当。

栃木のものづくりを楽しむ　益子焼き（『d desin travel 栃木』P.96-99）

・「パティスリーキハチ」シーズン商品のデザインディレクションを手掛ける。（2011～2012年）
・コクヨファニチャー株式会社の新業態開発に参画し、吉祥寺「ユイプレス」の監修を手掛ける。
・関東学院非常勤講師として食文化デザイン演習を担当。（～現在）

2012年

・21_21 DESIGN SIGHT「テマヒマ展〈東北の食と住〉」にて、食のリサーチチームに参加。東北6県の取材を行い、解説文と書籍の執筆を担当。オープニングトークや関連プログラムにも登壇。
・「榮太樓總本鋪」の新しいユニフォームデザイン、東京大丸店の店舗デザインを手掛ける。

2013年

・宮城県蔵王町地域ブランド普及促進協議会のトークイベントでゲストスピーカーとして登壇。
・金沢の食品製造事業者のお土産作りを支援するプロジェクト「カナザワオミヤゲデザイン」のキックオフフォーラムに、モデレーターとして参加。
・青森カルチャーツーリズムのコーディネーターとしてサロン開催に携わる。
・丸ノ内「地球大学」の第一回シンポジウムにゲストスピーカーとして登壇。

奥村文絵（おくむら・ふみえ）
フードディレクター。2008年にfoodelcoを設立し、食をテーマに企業のブランディングや展覧会の企画など多岐にわたって活動。2015年には拠点を京都に移し、ギャラリーの運営なども手掛ける。著書に『地域の「おいしい」をつくるフードディレクションという仕事』（青幻舎）。