America[New York]
飲食店の求人・求職をウェブサイトで即座にマッチ
2020.05.25
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「予約が満杯なのに皿洗いが急に病欠!」そんな飲食店のピンチを救うシステムが「サイドギグ」だ。同ウェブサイトに登録した飲食店と求職者をマッチさせる仕組みで、長期雇用に伴う手間をなくし、双方のニーズを素早く満たすことができる。
発案者はサウスカロライナ州のシェフ、ベン・エルスワース氏。2019年1月にサイトを立ち上げ、同州の食のメッカ、チャールストン市内でサービスを提供。現在約300の飲食店、3000の求職者が登録している。これまで約500件をマッチングし、求人の96%を達成。またその多くは告知1時間内に決まるという。
サイトは飲食店に求職者報酬額の15%をチャージ。各求職者には低額の労働災害保険に自動加入させ、税務申告用書類を発行して便宜を図る。
新型コロナウイルスが飲食業界を揺るがす中、2020年3月にはデリバリー要員も対象に拡大。今後各店の人員管理の重要化が予想され、同サイトへのニーズはさらに高まる見込みだ。現在サービスエリアの拡大を模索中という。
(『料理通信』2020年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ SIDEGIG
www.sidegigworks.com
text by Akiko Katayama
JOURNAL / 世界の食トレンド
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