England [London]
英国初クラフト日本酒醸造所がタップルームを開業
2019.04.08
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2018年9月、大阪を拠点とする「堂島麦酒醸造所」が、英東部ケンブリッジ州に本格的な日本酒醸造所を設立し話題になるなど、日本酒熱がヒートアップしている英国。
2017年頭、ロンドン南部ペッカムに英国初のクラフト日本酒醸造所を立ち上げ、旋風を巻き起こした「カンパイ」の新プロジェクトにも、日本酒ファンの熱い視線が集まる。
同社は2018年にクラウドファンディングで資金を調達し、同年10月、タップルームを併設した新たなマイクロ醸造所を開業した。趣味でビールを自家醸造していた創始者のトムさんと妻のルーシーさんは、数年前の日本旅行で日本酒に魅了され、「英国で“サケ”を造りたいと思い試行錯誤を重ねた。2017年に酒造のライセンスを取得し、会社を興しました」と語る。
現在は日本産の酒米「五百万石米」を使用した特別純米酒と薄にごり酒、ビール用ホップを使ったスパークリング酒を展開。タップから注ぐ搾りたての生酒やスパークリング酒が楽しめる、南ロンドンの新スポットとして注目されている。
(『料理通信』2019年3月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Kanpai London Sake Brewery & Taproom
Unit 2A-2, 133 Copeland Road, London SE15 3SN
金曜17:00~22:30、土曜12:00~22:30
日曜~木曜休
http://kanpai.london >
text by Yuka Hasegawa
JOURNAL / 世界の食トレンド
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