France[Paris]
日本人シェフ初の高級イタリア料理店が誕生
2016.05.16
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2016年のミシュランで、また3軒の日本人シェフのフランス料理店が星を取り、日本人の活躍が止まらないパリ。そんな中、日本人シェフによる初の高級イタリア料理店がオープンし、注目を集めている。2015年11月にオープンした「ランコニュ」だ。
オーナーシェフの檜垣浩二氏は、日本の和食店とイタリア料理店を経て、ヴェネツィアで修業。帰国後イタリア料理店のシェフとして活躍後、パリの「パサージュ53」の扉を叩き、佐藤伸一シェフの右腕として5年以上を過ごした後、愛するイタリア料理をテーマにパリで独立を果たした。
上質な食材に、精密なフランス料理の技術を駆使しながらイタリアの風味を纏わせる、風味豊かで洗練された料理が信条。香り高いオリーブ油、自家製フォカッチャや手打ちパスタ、直接買い付けるイタリアワインなどが、イタリアらしい魅力をよりいっそう演出している。日本人が表現する繊細なイタリア料理という新たな美味の登場に、美食家のパリジャンたちが興味津々だ。
(『料理通信』2016年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ L’Inconnu
4 rue Pierre Leroux 75007 Paris
☎ +33-(0)1-53-69-06-03
12:00~14:00、19:30~22:00
日曜夜、月曜休
text & photograph by Yukino Kano
JOURNAL / 世界の食トレンド
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