Germany[Schöppingen]
今、注目すべきクラフト系スピリッツはコルン!
2018.07.17
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ヨーロッパ中を席巻している“クラフト・スピリッツ”ブーム。今、ドイツで話題を呼んでいるのが「コルン」だ。コルンはドイツ発の穀物の蒸溜酒で、アルコール度数は32%以上。現在は「純粋令」によりドイツ産のライ麦、小麦、大麦、オート麦、蕎麦だけが使用を許されている。
ドイツでは消費量は多いがチェイサーとして飲む安酒というイメージが強く、中世からの長い伝統にも関わらず、軽視されていた不遇の存在だった。「だからこそ、本当においしいものに出会った時の感動が大きい」と言うのは、創業1707年のコルン蒸溜所「ザッセ・ファインブレネライ」のビョルン・ボチンスキさん。
彼らのコルン作りは、穀物を挽くところから始まる。1987年にはコルンの樽熟成を考案した。今年度の「ワールドスピリッツ・アワード」など、様々なアワードを軒並み受賞しているザッセ。カクテル用の個性の強い10種類のコルンを開発するなど、新プロジェクトにも精力的に取り組み、コルン業界の若手を牽引している。
(『料理通信』2018年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Feinbrennerei Sasse
TDüsseldorfer Straße 20, 48624 Schöppingen www.sassekorn.de
www.sassekorn.de
text by Hideko Kawachi
JOURNAL / 世界の食トレンド
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