国際料理コンクール「サンペレグリノ ヤングシェフ」番外編
アイルランドと日本、食の競演
2019.01.21
FEATURE / MOVEMENT
スパークリング ナチュラル ミネラルウォーター※「サンペレグリノ」は世界中で愛され、ファインダイニングに欠かせない存在の1つです。サンペレグリノは2015年、世界の才能ある若手料理人を発掘するべく「ヤングシェフ国際コンクール」を開催。以降毎年開催しています。2019年第4回ヤングシェフ国際コンクールについては2月4日から、サンペレグリノ公式サイトにて告知を開始します。
さらにサンペレグリノは、優秀な若手料理人に対し、見聞を広める機会を与えています。
※ナチュラルミネラルウォーターとは、地中でミネラル分が溶解した地下水で、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしていないもののことを言います。
2017年は、前年度ヤングシェフ国際コンクール第2回大会特別賞を受賞したイタリア出身アレッサンドロ・ラピザルダさんと、同じく好成績を収めた芝原健太さんが、サンペレグリノのサポートと青森県の協力を得て、青森の食材を訪ねました。
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2018年には、2015年第1回ヤングシェフ国際コンクール優勝者 アイルランド出身マーク・モリアティさんと、第2回優勝者アメリカ出身ミッチ・リーンハードさんが、サンペレグリノのサポートと和歌山県の協力を得て、和歌山の食材を訪ねました。
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彼らは、日本の食材そして生産者との出会いに感動し、新たな興味を抱き、想像力を膨らませていました。これら産地を訪問した際の経験が、今後の料理人としての人生に、少なからず影響を与えるに違いありません。
そして2018年第3回ヤングシェフ国際コンクールでは、見事、日本代表 藤尾康浩さんが優勝しました。左はメンターを務めた「「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティヴ・シェフ、ルカ・ファンティンさん。
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1月11日、アイルランド大使公邸で、アイルランドの食材を紹介する会があるとご案内を受けました。料理を担当するのは第3回優勝者の藤尾康浩さんと、同じ第3回にアイルランド代表として参加したキリアン・クロウリーさんです。
使用するのは、アイルランドの食材「ジョン・ストーン社アイリッシュビーフ」「アイリッシュ・プレミアム・オイスター」「ケリーゴールド社バター」などと、福岡の一部の地方で雑煮用として食べられている「かつお菜」などの日本の食材。料理人同様アイルランドと日本のコラボレーションです。
前菜からデザートまでの全10品は、二人の料理人が共に知恵を出し合ってつくりあげたものです。いずれも食材への思いが込められた、完成度の高い料理に仕上がっていました。
今年2019年9月。ラグビーワールドカップが日本で開催されます。アイルランドと日本は予選リーグにおいて同じグループ、直接対決です。ラグビーは、「ノーサイド」で試合が終了します。鍛え上げられた選手たちが全力で戦った試合の後、観戦者たちもまた「どちらか」ではなく「隔てなく」健闘を称えあい、そして互いの国の恵みに感謝して旨い料理を囲みたいですね。