France[Paris]
T・マルクスの新店は“どら焼き”のファストフード
2019.04.11
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「マンダリン・オリエンタル・パリ」の総料理長としてミシュラン二ツ星を獲得する傍ら、ビストロ、ブーランジュリー、料理学校なども手がけるなど精力的に活動するトップシェフ、ティエリー・マルクス。
2018年10月にオープンした最新店「マルキト」は、蕎麦粉生地を日本のどら焼き風に焼き上げて、具を挟んだサンドイッチが主役のファストフード店だ。日本で見つけたどら焼き生地製造マシンを店内中央に設置し、生地を焼く様子をゲストに見せる演出。
メニューは、焼きたての生地に“ナスのマリネ+スカルモルツァチーズ+ピーマンソース”“スモークサーモン+アボカド+たくあん+味噌風味パセリソース”など、具をたっぷり挟んだ5種。デザートにホイップクリームや抹茶クリームを挟んだものもある。
デザイナーのオラ・イトが手がけたコンテンポラリーな内装も魅力だ。日仏の食文化に造形が深いティエリーらしいヘルシーで独創的なファストフードに、昼時ともなればパリジャンが列をなして押し寄せている。
(『料理通信』2019年3月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Marxito
1bis rue Jean Mermoz 75008 Paris
https://marxito.com/en/
☎+33.(0)1.47.20.92.02
11:30~19:30(月曜~18:00)
土曜、日曜休
マルキト・サレ(塩味系)10~13ユーロ
デセール(甘味系)4~6ユーロ ランチセット 15 、17ユーロtext by Yukino Kano
photograph by Mathilde de l'Ecotais
JOURNAL / 世界の食トレンド
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