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JOURNAL / 世界の食トレンド

Italy [Oslavia] 憧れのワイナリーのブドウ畑に泊まる!イタリアに広がるエノツーリズムの最新形

Dec 12, 2022

text by Sayaka Miyamoto / photographs by Dean Dubokovic(photo1,3), Sayaka Miyamoto(photo2)

イタリアで「エノツーリズム」が急成長している。

エノツーリズムは、ワイン産地を巡り、ブドウ畑や一帯の自然を楽しみながら、ワイナリー見学や試飲を楽しむ休日の過ごし方として以前から存在していた。だが近年、ブドウ畑の中や隣接した場所に宿泊施設が急増中。宿泊することで、醸造家の話を聞く、ワインの造り方を学ぶ、地元の食文化を楽しみ理解するなど、数日かけてじっくり体験できるため人気が集まっているのだ。

2022年5月には民泊サービス「Airbnb」が「ブドウ園(伊語Vigneti、英語Vineyards)」というカテゴリーを新導入。イタリア国内だけで4000軒の宿泊施設が「ブドウ園」として登録され(全世界では12万軒)、5月と6月の2カ月間で1000万ユーロの売り上げがあったという。


フリウリ=ヴェネチア・ジューリア州にあるオレンジワインの大御所「ラディコン」も、2022年3月に宿泊施設をオープン。宿泊サイト等に一切登録していないのにも関わらず、7月までの5カ月間で延べ130泊を記録したという。
「パンデミック以来、人々は他者のいない空間での特別な体験を好むようになっているようです」とは、ラディコン社で経営を担当するルイーザさん。

とはいえ、宿泊型エノツーリズムはまだまだスタート地点に立ったばかり。今後、イタリア各地のワイン産地で増えていけば、ますます旅が楽しくなりそうだ。

(写真トップ)目を覚ますとそこは一面、「ラディコン」のぶどう畑。ラディコンファンはもちろん、ワイン好きにはたまらない休日のスタート。


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