Spain [Madrid]
甘味も塩味もパイだけで勝負!
2018.07.12
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マドリード中心部で100年近くマンテケリア(バター屋)のあった場所に、 そのレトロさを残したまま2017年冬開店したパイ専門店「オハルドレリア」。
仕掛人は、2013年、肉の解体アカデミーを併設するレストラン「サラ・デ・デスピエセス」(解体室の意)を開店し流行らせた、シェフのハビエル・ボネットだ。職人仕事にこだわるハビエルが、パイ生地職人のエステラ・グティエレスと出会い、意気投合。デザートパイやフレッシュなパイ生地の店頭販売だけでなく、様々なシーンに合うパイを提供すべく作り上げた店だ。
朝食はバターの香り高いクロワッサンやブリオッシュを。しっかりした昼食なら、ミディアムレアに仕上げた牛ヒレ肉とフォワグラ、白トリュフ、卵の黄身とホウレン草が詰まった「ウェリントン・バーガー」(16ユーロ)を。 前菜からデザートまでパイ料理で展開するコース料理(32ユーロ)は、特別な夕食にもうってつけだ。ソル門近くという立地も申し分なく、便利な1軒として定着しつつある。
(『料理通信』2018年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Hojaldreria
C/ Virgen de los peligros, 8, 28013, Madrid
☎+34-910- 599153
8:30~24:00(月曜、火曜~20:00、土曜10:00~、日曜10:00~18:00)
無休
www.hojaldreria.com
text by Yuki Kobayashi
JOURNAL / 世界の食トレンド
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