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新北欧料理の発展に伴い、地産地消や自国の良さの見直しが度々取り上げられる昨今、スウェーデン観光局「ヴィジット・スウェーデン」がユニークなプログラム「エディブルカントリー」を提供している。
「食べられる国」と直訳できるこのプログラムは、スウェーデン国内、北はラップランド州のアリエプローグ町から南端スコーネ州のオルマネス町まで計13カ所の森林、群島、海沿いなど、自然そのものをファインダイニングの場所とする。自分たちで採取したキノコやハーブ、釣った魚などを、4人の星付きシェフによるレシピを参考にしながら、その場で料理し、食事をするという。
予約は5月から10月まで可能で、それぞれの場所に設置されているテーブル使用料は無料だ。ほとんどの人がオプション(有料)で調理キットを追加。他にも、料理人やフォーレージ(野摘み)ガイドなどが用意されている。アウトドアに長けている人はもちろん、アウトドア初心者でもスウェーデンの自然とファインダイニングを存分に堪能できること間違いない。
(『料理通信』2019年10月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Visit Sweden (The Edible Country)
調理キット(調理器具、テーブルウェア、基本調味料など)
150スウェーデンクローナ
https://visitsweden.com/edible-country/
text by Jin Sakiko
photograph by Tina Stafrén
JOURNAL / 世界の食トレンド
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