イル・テアトリーノ・ダ・サローネ 藤巻一臣 Kazuomi Fujimaki
2012.04.06
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店名
IL TEATRINO DA SALONE/イル・テアトリーノ・ダ・サローネ
2010.5.18 open イル・テアトリーノ・ダ・サローネのページを見る
1965年9月14日生 / 神奈川県出身 / A型
21歳で「マハラジャ」に勤務、その後クラブプロデュースに携わる。ジュン・アンド・タンに所属し、05年に銀座「リストランテ シチリアーノ」開店、レストラン運営を始める。07年、横浜「サローネ2007」の支配人に。以降、渋谷「バカリ ダ ポルタ ポルテーゼ」「ビオディナミコ」、南青山「イル テアトリーノ ダ サローネ」のプロデュースを手掛け、11年4月より統括マネージャー。
FAVORITE
音楽 : リズム&ブルース、ヒップホップ、ジャズ
本 : 塩野七生、立花隆
映画 : 『ニュー・シネマパラダイス』『ショーシャンクの空に』『ゴッドファーザー』『スカーフェイス』
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仔羊のストゥファート
コースの一品
仔羊をトマトソースと共に真空にしてコンベクションで加熱。ドレッシングで和えた赤タマネギを添え、甘味、酸味、辛味を一皿に盛り込んだ。クスクスにはアンチョビーやドライトマトを加えて、松の実とミントをアクセントに。
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鴨とレンティッキェのインサラータ
コースの一品
低温で加熱した鴨にビネガーを効かせたレンズ豆を合わせて。角切りにしたウイキョウやトレビスが食感にアクセントを残す。鴨のジュのソースやエスプレッソの粉、タイムを添えて、組み合わせ方によって様々な味が楽しめる。
必要とされるためのキーワード
自分を印象づける大事を知る。
自分を印象づける大事を知る。
- 藤巻一臣さんは今、統括職となり直接サービスに携わらないが、サービスマンの血、衰えるところを知らず、である。
そのスタイルは、クラブ時代に築かれた。ハイエンドな客と対峙する緊張の日々。空気のような接客では客は喜ばない。一歩踏み込んで、自分を「印象づける」ことの大事を知る。橫浜「サローネ」時代には、そのサービスは「藤巻劇場」と賞された。「場」を作り、「できることは全部やる」。綿密に練られた料理と選りすぐりのワイン、考え抜いた接客で、大事な場面をこの上ない演出で彩る。そして「イル テアトリーノ」。その名の通り、ここは小劇場。客のテーブルが舞台となり、サービスと客が一体となって舞台を回していく。
現職になってから、「経営管理、コスト管理も含め、総合力」の勝負になってきた。膨大な準備と、反省反省の日々である。また、若手の人材育成にも心血を注ぐ。藤巻劇場から藤巻学校へ。サービスマンの時と同様、藤巻さんの目は、五手先、七手先を見据えている。
text by Michiko Watanabe / photographs by Masahiro Goda
イル・テアトリーノ・ダ・サローネ IL TEATRINO DA SALONE 東京都/広尾 イル・テアトリーノ・ダ・サローネのページを見る
住所 | 東京都港区南青山7-11-5 HOUSE7115 B1F |
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電話番号 | 03-3400-5077 |
営業時間 | 12:00〜13:00 LO 18:00〜20:00 LO |
定休日 | 日曜、第1・3月曜休 |
カード | 可 |
座席 | 全20席(うちカウンター8席、個室4席×1室) |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | 東京メトロ広尾駅より徒歩10分 |
URL | http://www.ilteatrino.jp |
備考 | おまかせコースのみ8925円 【WINE】グラス泡2白6赤4種1470円〜、ボトル6300円〜 |
- 「2010年09月NEW OPEN」 掲載
- 「2012年05月100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
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