アメリカ生まれのホールフードマシン
Vitamix 100%活用術
2016.10.06
photograph by Vitamix Corporation
一般のミキサーの3~5倍のパワーで、食材の栄養素を丸ごと摂取できるバイタミックス
強力なパワーを持ち、食材の栄養素を丸ごと摂取できる〝ホールフードマシン〞として、世界中で愛用されている「バイタミックス」。1937年にアメリカで誕生して以来、高い性能、耐久性、信頼性で人々のヘルシーなライフスタイルを支えてきた。一般的にはジュースやスムージー作りに使われることが多いバイタミックスだが、いやいや、それだけではもったいない! 主な機能だけでも、「混ぜる」「潰す」「刻む」「砕く」「加熱」「冷却」「挽く」「撹拌」の8種類。それらを組み合わせれば、アイスクリームからハンバーグ、スープまで無限のレシピが広がる優れものなのだ。
しかも新製品の「バイタミックスPro750」は、「スムージー」「ホットスープ」「ピューレ」など5つの全自動プログラムモードつき! さっそく「アクアパッツァ」日髙良実シェフと、ホールフードスクールを主催するタカコナカムラさん夫妻にお使いいただき、話を聞いた。
1台で何役もこなす圧倒的な馬力
「このピューレの滑らかさはすばらしいね!」と、まず驚きの声を上げたのは、バイタミックスを今回初めて使った日髙シェフだ。 「いつもはミキサーにかけてから裏漉しているけれど、これならば必要ない。しかも全自動なんて、びっくりです」。肉もあっという間にミンチになり、「パワーと切れ味がすごくて、ミンサーやフードプロセッサーなどたくさんの道具を使っていたものが、これ一つでこなせてしまう。少量ずつ調理できるし、パルスボタンと1〜10段階のダイヤルで好みの力加減で回せるのもいいね。購入を決めました」。
一方のナカムラさんは、バイタミックス歴30年以上の愛用者。日本でいち早くホールフードに取り組み、安全な食材を選んで余すことなく丸ごと調理してきたナカムラさんにとって、バイタミックスはすでになくてはならない存在だ。
「特に気に入っているのは、馬力です。通常のミキサーで穀類を挽いたら刃が欠けてしまうし、野菜の皮や根は硬くて残り、きれいなピューレにはなりません。でも、バイタミックスなら大丈夫。本当は栄養も旨味も多いのに食べにくいから捨てていた部分まで、全部食べられるんです」。
日常の食事はもちろん、「離乳食や介護食にも絶対いいと思います」と、太鼓判を押す。
日髙シェフが「プロの味が家庭で手軽にできるし、洗浄もきれいな水を入れてボタンを押せば、自動で完了するのも楽だね」と言えば、「安心で健康な食事が手軽に作れるし、旧モデルより音が静か!」とナカムラさん。2人の料理に心強い味方が加わったようだ。
◆「アクアパッツァ」日髙良実シェフがはじめて挑戦!
粗く挽いた肉の食感も、
ソースの滑らかさも、レストランクオリティ
【Menu-1】
牛モモ肉のミンチカツ風コートレッタ
小松菜のピューレソース
【材料】(2皿分)
<コートレッタ>
牛モモ肉(ステーキ用)……175g
全卵(溶きほぐす)……1/3個分
塩、コショウ……各適量
フランスパン(もしくは食パン)……150g
アーモンド(軽くローストしたもの)……20g
パルミジャーノチーズ……15g
パセリの葉……27g
小麦粉……適量
溶き卵……適量
<ソース>
小松菜(塩を加えた湯で4~5分茹で、ザルにあけて水切りし、軽く絞ったもの)……270g
*葉の部分を多く使うと、より色がきれいに仕上がる
小松菜の茹で汁……適量
E.V.オリーブ油……小さじ1~2
塩……適量
<仕上げ>
ミニトマト……適量
マイクロリーフ……適量
【作り方】
1. 肉だねを作る。3~4cm角に切った牛モモ肉をコンテナに入れ、蓋をしっかり閉める。
「パルス」を断続的に押して撹拌し、粗いミンチ状になったら塩、コショウ、溶きほぐした全卵を加え、蓋をしっかり閉めて「パルス」でざっと混ぜる。
ボウルに移し、コンテナを洗浄して拭く。
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○肉を挽く
2. 衣を作る。4~5cm角に切ったフランスパン、アーモンド、1~2cm角に砕いたパルミジャーノチーズ、パセリの順にコンテナに入れ、蓋をしっかり閉める。
スピードダイヤルを「1」にセットして徐々に「3」に上げ、きめ細かく均一に粉砕する。混ざりにくければ、ゴムべらで時々底から混ぜる。
バットに入れ、コンテナを洗浄して拭く。
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○パン粉を作る
3. ソースを作る。小松菜は半分に切ってコンテナに入れる。
Vitamixが回る程度の茹で汁を適量加え、ダイヤルを全自動モードの「ピューレ」にセットする。
混ざりにくければ茹で汁を足し、時々タンパーでブレードの方に材料を移動させる。
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○ソースを作る
4. ハンバーグの容量で1)を半量ずつ、直径約8cmの円形に整える。
小麦粉をはたいて溶き卵にくぐらせ、2をまぶしつける。
5. フライパンを熱し、オリーブ油(分量外)をたっぷり入れる。
4を入れ、ヘラで上から押さえて形を整え、時折揺すりながら弱火でソテーする。
両面に焼き色をつけたら、オーブンペーパーを敷いた天板にのせ、180℃のオーブンで10分ほど焼いて中まで火を通す。
*厚みが薄くてフライパンだけで中まで火が通るようならば、オーブンの工程は省いてよい。
6. 3を適量鍋に入れてゴムべらで混ぜながら温め、塩で味を整えてE.V.オリーブ油を加え混ぜる。
7. 縦半分に切ったミニトマトとマイクロリーフをそれぞれ、塩、E.V.オリーブ油、赤ワインビネガーで調味する。
8. 6をスプーンで皿に引き、5を半分に切ってのせ、7を添える。
【Menu-2】
フルーツトマトのシャーベット
【材料】(10人分)
フルーツトマト……220g
グラニュー糖 ……30~40g
*グラニュー糖は、トマトの甘味によって調整する。
塩 ……ひとつまみ
氷……380g
<仕上げ>
E.V.オリーブ油……適量
バジルの葉……適量
塩……好みで適量
【作り方】
1. 16等分程度に切ったトマト、グラニュー糖、塩、氷の順にコンテナに入れ、蓋をしっかりと閉める。
*水分が出るものを下に入れるほうが、撹拌しやすい。
2. ダイヤルを全自動モードの「アイス」にセットする。
時々タンパーで氷をブレードの方に移動させながら撹拌する。
ボウルに移し、冷凍庫でほどよい固さになるまで冷す。
2. よく冷やした器に2)を盛り付け、上から好みでE.V.オリーブ油と塩をかけ、バジルの葉を添える。
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全自動機能でシャーベットもおまかせ!
新モデルは「スムージー」「アイス」「ホットスープ」「ピューレ」「クリーニング」の5つの全自動スイッチを搭載。食材をセットしてダイヤルを合わせれば、忙しい朝でも手間がかかりません。
◆ 30年以上愛用するタカコナカムラさんがコツを伝授!
野菜は皮ごと、
穀類も丸ごと挽けるパワーが魅力
【Menu-1】
テンペ入りベジローフ
【材料】(4人分)
シイタケ……2枚
タマネギ……1個
ニンジン……1/2本
レンコン……100g
セロリ……小1茎
クルミ……40g
テンペ……200g
ニンニク…… 1片
E.V.オリーブ油……適量
塩、コショウ……各適量
パン粉…… 50g
小麦粉……大さじ1
A 豆味噌……大さじ1/2
濃口醤油 ……大さじ1
ナッツメグ(粉末)……少量
セージ(ドライ)……少量
塩、コショウ……各適量
E.V.オリーブ油……適量
【作り方】
1. シイタケは石づきを取る。タマネギは皮をむき、1.5cm厚さの半月切りにする。
ニンジン、レンコンは皮ごと1cm輪切りにする。セロリは2cm幅程度に切る。
クルミは軽くローストしておく。
2. シイタケ、タマネギ、ニンジン、レンコン、セロリ、テンペ、ニンニク、クルミの順にコンテナに入れる。スピードダイヤルを「1」にセットして徐々に「3」に上げ、粗いみじん切りにする。ボウルに移す。
Vitamix活用術
みじん切りをスピードアップ!
3. 2にE.V.オリーブ油、塩、コショウ、パン粉、小麦粉を加え、手で混ぜる。
4. 3に<A>を加えて手でよく混ぜる。
5. オーブンシートを敷いたパウンド型に、隙間が空かないように上から手で押さえながら4を詰める。200℃のオーブンで約20分焼く。
6. 型からはずし、180℃のオーブンで約10分焼く。
【Menu-2】
ジャガイモと葱のポタージュ
【材料】(4人分)
長ネギ……1本
ジャガイモ……2個
ベジブロス* ……200ml
豆乳……200 ml
塩、コショウ……各適量
イタリアンパセリ…… 少量
※ベジブロスの作り方
大きめの鍋に水1300mlを入れ、野菜くず(皮や種、ヘタや根っこの部分など)両手1杯分と小さじ1の酒を加えて弱火で約30分間加熱する。野菜がしんなりしたら、ザルに上げて漉す。冷蔵庫で3~4日保存可能。冷凍保存も可能。
【作り方】
1. 長ネギは長さ約6cmに、ジャガイモは皮ごと厚さ約1cmの輪切りに切る。
2. ベジブロス、豆乳、長ネギ、ジャガイモ、塩、コショウの順にコンテナに入れる。
ダイヤルを全自動モードの「ホットスープ」にセットする。
3. 5~7分攪拌すると、摩擦熱で温かくとろみのあるスープが出来上がる。
器に盛り付け、イタリアンパセリを飾る。
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全自動機能でスープもラクラク!
ブレンダーの強力な摩擦力で、数分回すだけで温かいスープが完成。氷と一緒に回せばアイスやシャーベットも全自動で作れます。
使ったマシンはこちら!
全自動機能つき新モデル
「バイタミックスPro750」が登場!
輸入販売元 株式会社アントレックス
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-19-1 BYGS 7F
http://www.vita-mix.jp/