ピエモンテの土着品種エルバルーチェ(Erbaluce)をシャンパーニュ製法で醸造したワイン「レデントゥム(Redentum)」は、八角形のボトルで洒落た黒いケースに収められ、蓋の内側にはこう記されてい...
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Feb 24, 2023
たとえば、山羊チーズを蜜蠟でコーティングし1年熟成させると、バターのような質感が生まれる。チーズを熟成させるだけでなく、人間の「創造力」を付加して新たな価値を生む、それがアッフィナトーレ(チーズ洗練士)だ。
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Dec 22, 2022
イタリアでマスタードといえば、果物の砂糖漬けを粗めに切ってカラシ入りのシロップに漬けた「モスタルダ」。フランスのそれとは違い、主原料は果物。その深い甘さと辛味を融合させるアナーキーな創造力が生んだ食品だ。
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Oct 27, 2022
極上の干しイチジクを求め、 イタリア半島のつま先へ コゼンツァ(Cosenza)産ドッタート種のイチジク(ヨーロッパでは保護原産地呼称DOPに認定されている)について知識を深めたければ、クラーティ(C...
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Aug 30, 2016
夏草が香る山のチーズ トレンティーノの高原にある村、ブレントニコ(Brentonico)に住むオラツィオ・スケルフィという男の話をしよう。 彼とは、彼がバルド山(Monte Baldo)で作るチーズを...
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Jul 25, 2016
神から与えられた食べ物 『出エジプト記』の一節、 『モーゼがユダヤ人を率いてエジプトから脱出する際、広い砂漠を横断しなければならなった。人々は食料を持たず、焼けつく太陽の下で飢え死にするくらいならファ...
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Jun 27, 2016
水、粉、オリーブオイル(又はラード)で作るシンプル極まりない食べ物「フォカッチャ」。そんなフォカッチャも現在では地方ごとのバリエーションも多彩にイタリア料理のアイデンティティーを語る上で重要な存在とな...
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May 23, 2016
豚を縫う技法 「おばあさんは豚肉を縫っていました・・・・」などと言えば、魔法使いのおとぎ話の冒頭かと思われるかもしれない。が、これはsalame cucito(サラメ・クチート=縫い合わせたサラミの意...
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Apr 28, 2016
純白のアスパラガスとの出会い アスパラガスと言えば4月のシンボル。そして収穫は6月まで続けられる。で、僕はそのアスパラガスが特産の村の出身だ。 わが村では「saraceno(サラチェーノ)」と呼ばれる...
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Mar 22, 2016
田舎の食料品店に魅せられて 僕のガイドブック『Il Golosario(イル・ゴロザリオ)※本文末で説明』の話をする前に、まずは僕の故郷の話をしたい。 トリノとミラノの中間に位置するモンフェッラート地...
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Mar 22, 2016