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MEETUP

5月29日(日)開催・終了食の危機管理~災害時の食の知恵~循環プロジェクト キックオフMEETUP

熊本の食材を味わって応援しよう!

2016.05.13



皆でおいしい支援を!


この度の熊本地震で被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
九州地域の皆様の安全を、そして1日も早い復旧を心よりお祈りいたします。

雑誌『料理通信』および当サイト「The Cuisine Press」でも取材で訪れている熊本は、豊かな自然が育む独自の食文化が形成され、その食の担い手である生産者が多様性に富んだ地域の生態系を守りながら、優れた食材を生み出している日本有数の大農業県でもあります。

今回の熊本応援MEETUPの開催は、4月の記事公開時に多くの反響をいただきました熊本県南部・水俣芦北地域の生産者取材でご一緒しました、アクアパッツァ日高良実シェフにご協力いただき、実現することになりました。日高シェフには、熊本地震で被災された生産者さんの食材を中心に、県食材を使ったスペシャルランチコースをご考案いただいております。熊本からゲストスピーカーもお招きし、トークセッションを交えながらの食事会スタイルで、ご参加いただく皆様とともに、おいしい支援をしていきたいと思いますので、ぜひ奮ってご応募ください。
なお参加費は、運営に必要な費用を除き、熊本の食材仕入れと、現地の復興にほんの少しでも役立てていただけるような支援に充てさせていただく予定です。(詳細は、後日MEETUPレポート記事にて、ご報告させていただきます。)


こんな食材が登場します!


本MEETUPの食材仕入れに際しては、会にゲストスピーカーとしてもご登壇くださる予定の、もじょか堂 澤井健太郎さんにご協力いただいています。
「みなまたオーガニックマーケット」として、地元水俣・芦北地域のオーガニック食材を全国に発信し、地域の流通を担っているもじょか堂は、、熊本の食と農の発展に貢献し続け、阿蘇が世界農業遺産の認定を受けた際の立役者でもあるリストランテ・ミヤモトの宮本けんしんシェフと連携され、震災直後より、被災された生産者さんの物流支援に尽力されています。 大規模な流通に乗せておらず独自の販売ルートを開拓しながら営業をしてこられた個人の生産者においては、出荷先が被災されて流通が途絶えてしまっている方々も多く、こうした生産者さんの大事な農産物との安定的な取引を創出していくことが、大きな課題であると言えます。
本MEETUPでは、そんな生産者さんのこだわりを持ち丁寧に育てられた食材を活用することになりました。その一部をご紹介します。

なお、ご興味を持っていただける方は、ぜひもじょか堂の被災地復興支援商品販売ページをチェックしてみてください。


(写真協力:もじょか堂/各生産者HPより)

高品質な飼料と環境で育てられた 阿蘇天然ミネラル豚 香心ポーク
http://cohsin.jp/
天然のミネラル分豊富な阿蘇の伏流水を飲ませ、さらに鉄・マグネシウムを豊富に含む阿蘇の火口の土、黄土(リモナイト)を食べさせることで、鉄分豊富で臭みがない健康な豚に育てています。
詳しくはコチラへ。


グローバルGAPを取得している坂上農園 のミニトマト
http://www.sakagami-minitomato.com/
欧州を中心に世界100カ国以上で実践されている適正農業規範であるグローバルGAPを取得し、世界基準の栽培にチャレンジする生産者のカラフルで華やか、そして甘味、酸味、コクのバランスがとれた美味しいミニトマトです。詳しくはコチラへ。


黒川温泉 山のいぶきの ジャージー牛乳とプレーンヨーグルト
http://www.yamanoibuki.com/
日本屈指の温泉地で美しい自然景観が楽しめる阿蘇郡南小国町で酪農を続ける高村武志さんご夫妻が手がける、まろやかでやわらかな味わいのジャージー牛乳。しぼりたての牛乳に豊富に含まれるβカロチンでほんのり色づく「山吹色」が特徴。詳しくはコチラへ。


photograph by Masahiro Goda

宇城市 那須ファーム の八十八卵
http://www.nasufarm.com/
『料理通信』2013年3月号の「熊本・食の文化遺産巡り」取材で訪れた那須ファームでは、「貴重な水は水田が守る」と、宇城地域にある休耕田を活用し、飼料用のお米を栽培、鶏を育て、卵を生産、そして鶏糞はまた水田へ、と循環型農業を実践し続けてきた農家さんです。

その他、阿蘇の地下水を利用した野菜栽培を手掛けている、益城町「みっちゃん工房」のベビーリーフや、阿蘇の地鶏である大阿蘇どりなど、地域の自然と風土が感じられる魅力いっぱいの食材で、日高シェフが腕をふるってくださいます。

*現地での生産・仕入れ状況により、使用食材が変更になる可能性もございますので、予めご了承ください。


開催にあたって私たちが考えたこと


熊本地震が発生してからの数週間、私たちができうることを考えていました。
私たちは、「eating with creativity 食に知恵と工夫を。生み出す力を。」をテーマに、取材させていただく志ある生産者、料理人の声をより多くの方たちに届けることで、食の本質的な豊かさや、私たちを取り巻く自然環境に意識を傾けていくきっかけを作れる存在で在りたい、そう願って仕事を重ねています。

食のメディアとしてできること・・・
それは、「知恵」を伝えていくことにあるのではないかと考えました。

災害の経験を、経験した人たちにとっても、経験していない人たちにとっても、非常時だけではなく日常的に意識していく学びに変えていけるような、継続的な取り組みを構築していけないかと思い始めています。

世界でも他に例をみない地震大国の日本で暮らす私たちにとって、食の危機管理につなげていけるよう、知恵を寄せてくださる方々の声を聴きながら、ディスカッションできる場をつくり、その知恵を循環させていけるような機能を検討していく予定です。
本MEETUPを、このプロジェクトの第1歩としても位置付けて、意義ある会にしていきたいと思います。

<ゲストスピーカー(予定)>
熊本県水俣市のもじょか堂 代表 澤井健太郎さん
熊本県宇城市の養鶏農家 那須ファーム 那須啓志さん


photograph by Hide Urabe

左)現地の生産者さんと交流を深めた2月末の熊本取材より 右)3月に開催された水俣芦北フェアより、日高シェフ、もじょか堂澤井さん、宮本けんしんシェフ。





<日高良実シェフ プロフィール>

photograph by Daisuke Nakajima

調理師学校卒業後、神戸ポートピアホテル「アラン シャペル」で修業を開始。83年上京。銀座「リストランテ ハナダ」に移り、フレンチからイタリアンへ転向。86年渡伊し、「エノテカ・ピンキオーリ」「グアルティエロ・マルケージ」「ダル・ペスカトーレ」等、計14軒で修業。89年帰国し「リストランテ山﨑」料理長就任。90年「アクアパッツァ」オープンとともに料理長就任。03年オーナーシェフに。日本を代表するイタリアンシェフとして幅広く活躍中。「おうちで乾物イタリアン (祥伝社ムック)」等、著書も多数。

Meetup Detail
date: 2016年5月29日(日) 12:00~15:00(開場11:45)
place: アクアヴィーノ 〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-17-10 EASTWEST 1F
Tel. 03-5447-5503
最寄駅「広尾」1番出口もしくは2番出口から徒歩約3分



program :
○本企画の説明および生産者・食材の紹介を含めたプレゼンテーション
○登壇者からのスピーチ
○日高シェフによるスペシャルランチコース /トークセッションを盛り込みながら
fee: 6,000円(税込)
capacity: 40名

how to apply
今回のご参加には、参加費決済のご案内上、会員登録(無料)が必要となります。
下記の申込フォームよりお申し込みください。申込後、イベント受付メールをお送りいたします。
応募期間は2016年5月20日(金)までを予定していますが、先着順でのご案内になりますので、定員になり次第、募集を終了いたします。
なお、運営上、お申し込み時に、すでに定員に達している場合もございます。お申込み受付後、参加可否のご連絡を必ずさせていただきますので、ご確認をいただきますようよろしくお願い申し上げます。



  • 受付終了






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