「オルトレヴィーノ」古澤一記シェフは、奥様の千恵さんと共にイタリアで10年暮らし、イタリアの豊かさとは日々の暮らしにあることを、「エノガストロノミア=ワインと惣菜の店」というかたちで日本に伝えています。
『イル・ゴロザリオ』(マッソブリオさんがイタリア各地の優れた食材や生産者を紹介したガイドブック)の存在を、私たちに教えてくれたのも古澤シェフでした。
「日本に行ったら古澤シェフのお店で食事をしたい」
そう話していたマッソブリオさんは、まるでイタリアにいるような店の雰囲気やワインや食材の品揃えを丁寧に見て回ります。
前日開催した「ミニミニゴロザリア in TOKYO 」でも大活躍くださった古澤シェフ。あらためて皆で乾杯です。
そしてお待ちかねのランチタイム。
「オルトレヴィーノ」で普段出しているイタリア惣菜、手打ちパスタに続き古澤シェフが用意してくれたのは……。
マッソブリオさんの故郷、ピエモンテ州アレッサンドリアの郷土の味「ラバトン(RABATON)」でした。
マッソブリオさんは古澤シェフのサプライズに「懐かしい味だ!」と大喜び。
「もともと余った野菜やハーブ、チーズで作る家庭料理。古澤シェフが夏にピエモンテに来られた際に僕が話したのを、覚えていてくれたんですね」
メイン料理は、素材の良さ、火入れの的確さがストレートに伝わる無角和牛のグリルを。
その後ドルチェにグラッパ、カフェと続くイタリアらしいフルコースで満たされ、次の目的地へと向かいます。
JOURNAL / イタリア20州旨いもの案内
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