France[Paris]
老舗パティスリーの新章がスタート
2017.05.18
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1976年に誕生した「ジェラール・ミュロ」は、パリのパティスリー界を代表する老舗。この店で修業をした日本人パティシエも数多い。菓子のみならず惣菜やパンも充実し、地元の人々はもちろん、世界中からファンが押し寄せる大人気店だ。
2016年に40周年を迎える中、創業者ジェラール・ミュロの引退に伴い、「フォション」のディレクターとして活躍していた実力派パティシエ、ファビアン・ルイヤールがこの歴史ある店を引き継ぐことになった。
「ジェラール・ミュロというブランドが持つ素晴らしい伝統と名声を大切にしながら、少しずつ新作を加えて、自分らしさも表現していきたい」と語るファビアン。昔からの常連客を動揺させないよう、店の作りはもちろんスタッフも変えず、既存の全商品を残しつつ、各々の品質をよりブラッシュアップさせている。
並行して、2017年9月発表を目標に新作開発にもじっくり取り組んでいる最中だ。名門パティスリーの伝統継承と新たな発展に、大いに期待したい。
(『料理通信』2017年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Gérard Mulot
76 rue de Seine 75006 Paris
☎ +33.(0)1.43.26.85.77
6:45~20:00
水曜休
text by Yukino Kano
JOURNAL / 世界の食トレンド
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