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FEATURE / MOVEMENT

「ガルシア」でつくる“お墨付き”レシピ

2019.12.06

text by Izumi Shibata / photographs by Hide Urabe

オリーブオイルが味づくりの決め手。そんな、シェフお墨付きの“オリーブオイルレシピ”を、人気のあの店に教わります。


まろやかなコクで素材を引き上げるオイル

スペインの中央に近い内陸部にて、1872年に創業したオリーブオイルメーカーのガルシア社。農家としての長い経験が、同社が作る様々なラインのオリーブオイルの深い味わいに生かされている。

野堀貴則シェフが今回の料理に用いたのは「ガルシア 有機エクストラバージンオリーブオイル」。4つの品種のオリーブを中心にブレンドして作る、深みがあり汎用性も高いオイルだ。野堀シェフはその印象を「非常にマイルドでジューシー」と話す。

野堀貴則シェフ
神楽坂「エル ブエイ」シェフを務めた後2015 年独立開店。郷土のエッセンスを忍ばせた料理をおまかせのコースで提供。

チーズと季節のフルーツサラダ
スペイン・ガリシア地方のチーズをクリームでふんわりとのばし、旬のブドウと合わせた。マイルドな旨味と青みのある清涼感のガルシアが全体をまとめ、味の輪郭もくっきりと。

紹介したのは、クセがなく食べやすいスペイン産のチーズ「アルスアウジョア」をヨーグルトと生クリームでのばし、旬のブドウ、「ガルシア」を調和させた前菜だ。「ガルシア」が加わることで、フレッシュな印象にコクと香りが加わり、風味が格段に奥深く変化する。「スペイン料理では、調味料感覚でオリーブオイルを仕上げにどんどんかけます。ガルシア 有機エクストラバージンオリーブオイルは日本人に馴染みやすい穏やかな風味ですから、スペイン風に、日々の料理にかけるのにおすすめです」。今回の料理をヒントに、シリアルとヨーグルトにかけても、また豆腐や焼き魚に醤油をたらすように「醤油とオリーブオイル」をかけても味わいが広がりそうだ。そんな懐の深さを、ガルシア 有機エクストラバージンオリーブオイルは備えている。


Recipe
◎ 材料(1皿分)

チーズ(アルスアウジョア)……50g
プレーンヨーグルト、生クリーム……各25g
シャインマスカット、ナガノパープル(スライス)……各1~2粒
オレンジゼスト、フェンネル、オレンジ果肉……各少量
ガルシア 有機エクストラバージンオリーブオイル……ひと回し

◎ 作り方
1 チーズはボウルに入れて湯煎にかけ、60℃で溶かし、ヨーグルトと生クリームを加えてふんわりととろみが出るまでホイッパーで混ぜ合わせる。
2 皿に1を敷き、ブドウのスライスとオレンジゼスト、オレンジ果肉、フェンネルをのせ、ガルシアをたっぷりとひと回しかける。

ガルシア 有機エクストラバージンオリーブオイル

農家が栽培、搾油、充填まで一貫して作るエクストラバージンオリーブオイル。
有機栽培の4 品種を中心に使う。収穫後24 時間以内に低温搾油を徹底。
950 円/500ml

「ガルシア」は他にも多数商品を揃えています。
商品ラインナップはこちら



From the farm


農園は今、収穫&搾油シーズン真っ盛り!



500haもの広さを有するガルシア社の自社農園では、オーガニックな農法でオリーブを栽培。かつ、オリーブオイルを搾った残滓をベースに肥料を作るなど、循環型農業を実践する。10 月から翌2 月が収穫と搾油の時期で、風味を保ち、酸化も抑える低温抽出製法にて搾油を行う。サステナビリティと品質への意識がひときわ高いオリーブオイル作りを行うのが、ガルシア社の特徴だ。

オリーブの実の収穫が始まるのは10月。

広大な畑に、オリーブの樹がゆったりと枝を伸ばす。












◎ 富永貿易株式会社









☎ 0120-665-881
www.tominaga.co.jp/


◎ エスタシオン
東京都新宿区神楽坂3-6 カーサピッコラ神楽坂1F
☎ 03-5225-3808



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