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JOURNAL / 世界の食トレンド

K-POP人気が続く豪州に、モダン韓国料理が到来!

Australia [Sydney]

2023.10.10

K-POP人気が続く豪州に、モダン韓国料理が到来!

text by Akiko Ganivet
(写真トップ)サムジャンとアンチョビーの甘辛さに、さっぱりしたサワークリームを合わせたディップを生野菜につけて食べる「クルダイト」(25豪州ドル)。濃厚なブッラータチーズに醤油漬けしたエビを添えた一皿(写真右下、36豪州ドル)。

世界共通のようだが、ここ数年オーストラリアでもK-POP人気は根強く、若者は好きなグループのコンサートに足繁く通う。少し上の世代の旅行好きなオージーには日本通が多く、次は韓国を訪ねたいと意気込む人も多い。韓国料理も以前になく話題にのぼり、焼肉店から特別なシーンを祝う高級店まで、コリアンレストランオープンのニュースが相次ぐ。

これまでは韓国料理店であっても、「izakaya(居酒屋)」や「omakase(おまかせ)」など日本のスタイルを取り入れた店も多かったが、今やその影響も薄れつつあり、パンチが効いた味付けの韓国料理が、アジア系移民の多いシドニー市外の一部だけでなく、市内でも楽しめるようになった。キムチの塩気や辛さ、トッポギなどの甘さはオージーにはきつすぎると考え、味をマイルドにしていたシェフらが、オーセンティックな韓国料理を求める客に合わせるようになったからだ。

(写真)エグゼクティブ・シェフを務めるジョンス・チャン氏。オーナーシェフ、イム・ジョンシク氏率いる「ジョンシク」は、ソウルとニューヨークに店を構える。

(写真)エグゼクティブ・シェフを務めるジョンス・チャン氏。オーナーシェフ、イム・ジョンシク氏率いる「ジョンシク」は、ソウルとニューヨークに店を構える。

2023年8月末、シドニー市内に開店した「ファンダ(Funda)」は90年代のディスコを思わせる内装で、ミシュラン二ツ星の「ジョンシク・ソウル(JUNGSIK SEOUL)」からシェフのジョンス氏を呼び寄せて、手の込んだコリアン・フュージョンを提供する。韓国の定番料理にフランス料理の技法でひねりを加えただけでなく、韓国の調味料の良さを最大限に活かしている。

例えば、オーストラリアの厳選生野菜を使った「クルダイト」は、葉野菜でおかずを包んで食べる“サム”をイメージし、韓国では定番の甘辛い合わせ味噌サムジャンとサワークリームを合わせたディップと共に提供。シドニーの高級店では外せない濃厚なブッラータチーズには、韓国の醤油に漬けたエビを添えている。ゴマ油や発酵調味料など「韓国の基本調味料を踏まえてメニューを構成した」とジョンス氏。豪州にモダンかつ本格的な韓国料理の到来だ。


(写真)「テボッキ」(26豪州ドル)は、トッポギ(韓国の餅)とマッシュルームが入ったクリームにパフ生地のスティックを添えた、食感を楽しむ一皿。マッシュルームのピクルスと共に。

(写真)「テボッキ」(26豪州ドル)は、トッポギ(韓国の餅)とマッシュルームが入ったクリームにパフ生地のスティックを添えた、食感を楽しむ一皿。マッシュルームのピクルスと共に。


◎Funda Sydney
50 Pitt Street, Sydney, NSW 2000
☎+61-2-7233-2660
日曜休
https://www.fundasydney.com.au/

*1豪州ドル=96円(2023年9月時点)

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