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パリで最もシックな界隈7区に、2018年8月、食の大型施設「ボーパッサージュ」が誕生した。総面積1万平米に及ぶ屋根のない歩行者天国には、ヤニック・アレノのワインビストロ、ティエリー・マルクスのベーカリー、ピエール・エルメのカフェ、アンヌ=ソフィー・ピックのデリなど、フランスを代表するシェフの店が軒を連ねる。
とはいえ肩肘張ったガストロノミーではなく、ランチなら15~20ユーロ位で食事を楽しめるセカンドラインだ。海鮮ストリートフード店、精肉店のビストロ、チーズの老舗「バルテルミー」も出店。外国からは唯一、京都発のカフェ「%アラビカ」が進出し、自家焙煎のコーヒーを販売する。
近年、パリでは人気シェフの名前を冠した“ネーム・ドロッピング”が一つの大きな潮流。出自の確かな食材を、最高のレシピと技術で味わいたい消費者のニーズに応えた。「おいしいものをヘルシーに」と、敷地内にはビオ製品を揃えたスーパーやスポーツジムも併設。ここでは、パリの今の気分を瞬時に体感することができる。
(『料理通信』2018年11月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Beaupassage
53-55 rue de Grenelle 75007 Paris
7:00~24:00
無休
www.beaupassage.fr
text by Sakurako Uozumi
photograph by Anne-Emmanuelle Thiron
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