短時間炒めでシャキシャキ感を楽しむ「ジャガイモの家庭風炒め」
プラントベースの始め方64
2026.07.16
photographs by Hideo Sawai
連載:プラントベースの始め方
健康や環境への配慮から、植物性の食材を主体とする“プラントベース(Plant Based)”な食事法が注目されています。肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」料理を作る知恵は、世界各地に存在します。身近なレシピからおいしくプラントベースを始めるヒントを紹介します。今回は、わずか15秒で一気に炒め上げる、「ジャガイモの家庭風炒め」を教わります。
目次
教えてくれた人:東京・神田「味坊」陳 海軍さん
味坊のキッチンを初期から支える、この道40年のベテラン。現在は御徒町の「羊香味坊」で腕を振るう。
水にさらし、15秒で一気に炒め上げる
中国・東北部の家庭で食べられるおかずをメニュー・コンセプトに掲げる「味坊」で、お客さんの8割が頼む人気メニュー。酢で仕上げるさっぱりとした後味は、名物、羊料理のお供に、また自然派ワインのアテにもぴったりの一品です。
ポイントは、ジャガイモのシャキシャキ感。
「デンプンが残っていると、仕上がりに粘りが出てしまうから、しっかり洗うことが大事です」
炒め時間は短く、15~20秒が勝負。ただし水にさらしてから、軽く下茹ではしておく。
「塩は炒める前に、酢はお玉めがけて加えると、短時間の加熱でも調味料がまんべんなく行き渡ります」
炒め上がりのジャガイモが一本一本、ピンと立っている状態をイメージしながら炒め始めよう。もちろん火力はマックスで。湯気がもうもうと立ち上るので、換気扇は忘れずに。
「ジャガイモの家庭風炒め」の材料と作り方
[材料](作りやすい分量)
ジャガイモ・・・大1個(中2個)
ピーマン(緑)・・・1/4個
パプリカ(赤)・・・1/8個
ニンニク・・・2片
塩・・・小さじ1強
酢・・・20~30ml
サラダ油・・・大さじ3
[作り方]
[1]ジャガイモを切る
ジャガイモは皮を剥き、厚さ2mmにスライスしたら、ずらして並べ、右からせん切りにする。
[2]デンプンを洗い流す
流水でデンプンをよく洗い流す。水に10分ほどさらす。
[3]ピーマンを切る
ピーマンとパプリカは中の種と白い部分を取り、縦に3mm幅の細切りにする。
[4]ニンニクを切る
ニンニクをみじん切りにする。
[5]湯通しする
中華鍋にお湯を沸かし、ジャガイモとピーマン、パプリカを一緒に10~20秒湯通しする。
[6]塩を加える
ザルに上げたら、ここで塩を加える。【POINT】炒める前に塩を加えることで、短時間でまんべんなく味をつけることができる。
[7]ニンニクの香りを出す
中華鍋に多めの油(分量外)を入れて熱し、鍋肌によく馴染ませたら一旦油を戻す。すぐに大さじ3の油を加えて強火で熱し、温まったらニンニクを加え、香りを出す。
[8]炒める
6を投入し、鍋を振りながら強火で炒める。
[9]5秒後、酢を加える
5秒後、酢をお玉めがけて加える。炒める時間は全体で15~20秒。【POINT】鍋を振る回数も15~20回。
[10]完成
シャキシャキ感がこの料理のポイントなので、ジャガイモに火が通る前に皿に盛る。
(雑誌『料理通信』2016年6月号掲載/本文はウェブサイト用に一部調整しています)
東京・神田「味坊」の店舗情報
◎味坊
東京都千代田区鍛冶町2-11-20 共同ビル1F・2F
☎03-5296-3386
11:00~14:30
17:00~22:30LO
日・祝は13:00~21:30LO
無休(日、祝はランチ休)
JR神田駅より徒歩3分
https://www.ajibo.tokyo/
※営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
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