AI搭載の焙煎機を味方に。オスロ在住コーヒー焙煎士、真木彩衣さんの挑戦 Norway [Oslo]

ジェンダー・ギャップ指数で毎年のように上位を占める北欧でも、飲食業界においてその平等性が浸透しているとは言い難い。中でもコーヒーの焙煎現場で、女性の姿を見ることは稀。バリスタとしてカフェで働く女性は多いものの、焙煎の分野は男性中心が現状だ。

自然の中で育つ畜産を実現。健やかな肉を味わう“アグリステリア(農家食堂)” Italy [Firenze]

フィレンツェから北へ20kmほど、トスコ・エミリアーノと呼ばれる丘陵地帯は、ワインで有名なキャンティ地区とは異なり、畜産やオリーブ栽培を主とする農家が森に隠れるように点在している。「ラ・ヴァッレ・デル・サッソ」もそんな農園の一つだ。

大玉需要が減っても愛され続ける「スイカ」 [千葉]未来に届けたい日本の食材 #54

スイカがおいしい季節です。核家族化が進み、大玉を丸ごと1個買う家が少なくなりましたが、カットスイカのニーズは年々増えているようです。今年は天候に恵まれ、例年以上の甘味に育っているそう。
全国2位の出荷量を誇る千葉県八街市に、スイカ農家3代目の山下秀則さんを訪ねました。

余市から世界へ。 ヴィニュロン、ソムリエ 平川敦雄 「平川ワイナリー」

ヴィニュロンにしてソムリエという2つのスタンスでワインを造る。
栽培~醸造~サービスを一貫して行なう稀有な人材である。
高みを目指して、ひたすらに学習と経験を重ねてきた。そのキャリアは凄まじい。余市でも別格とされる畑を引き継いで自園を立ち上げたのが2014年。
「ガストロノミーを意識するほどに“味は畑の中にある”と実感する」と語る。

ワイン大国スペインにも、ノンアルワインの時代到来 Spain [Madrid]

20年ほど前、ノンアルコールビールが登場し始めた時のスペイン国内の雰囲気は、「気にも留めない」という感じだったように思う。2022年のスペイン農水省の調べでは、モニター対象者の中でノンアルコールワインを試した人は全体の22%、低アルコールワインを試したことがある人は37.7%だという。