「毎日夕刻、出荷前は戦争です」ベジター 畝田謙太郎

2014年10月、小誌100号目(2014年10月号)の特集からスピンアウトしたイベントが開かれた。登壇者は畝田謙太郎さん。青山「ラス」兼子大輔シェフが全幅の信頼を寄せる人だ。西洋野菜を中心に、農家と料理人をつなぐ「仲介人」である。 千葉・八街市の約20軒の農家と、全国の10軒の農家から選りすぐった野菜を、100軒以上の名だたるレストランに送り届ける。

パスタの国イタリアで、100%豆粉のパスタ市場を開拓するマンマの話 Vol.75 ロンバルディア州ヴァレーゼの豆粉製品開発者

幼い頃から食の仕事に就くと決め、中学卒業後すぐホテル学校に入学。そこから一直線に食品開発のキャリアを築いてきた女性が、妊娠をきっかけにパスタの国イタリアで「小麦を使わないパスタ」を生み出すまで。

プラントベースの始め方03 潰した割れ目が極上のおいしさ
げんこつジャガイモとモーリョ・ヴェルデ
ポルトガル料理研究家 馬田草織さん

健康や環境への配慮から、植物性の食材を主体とする“プラントベース”な食事法が注目されています。肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」料理を作る知恵は、世界各地に存在します。身近なレシピからおいしくプラントベースを始めるヒントを紹介します。

85歳。職業は「洋菓子製造販売」。当時はあまり知られていない仕事だったんです。 生涯現役|東京・市ヶ谷「ゴンドラ」細内進

戦時中から戦後へ、クリスマスケーキの登場、スイス、ドイツ、フランスへの海外修業、帰国後の海外シェフの誘致に、世界大会への参加。「洋菓子製造販売」という職業が、日本で認知されるようになるまでの85年です。