ジェンダー・ギャップ指数で毎年のように上位を占める北欧でも、飲食業界においてその平等性が浸透しているとは言い難い。中でもコーヒーの焙煎現場で、女性の姿を見ることは稀。バリスタとしてカフェで働く女性は多いものの、焙煎の分野は男性中心が現状だ。

AI搭載の焙煎機を味方に。オスロ在住コーヒー焙煎士、真木彩衣さんの挑戦 Norway [Oslo]

煎りたての香ばしさと濃厚なコク「練りゴマ」 【DIYレシピ】「の弥七」山本眞也さん
普段買っている食べ物を、シンプルな材料と道具で作る「DIYレシピ」。今回は、常備しておけば夏のゴマ料理がワンランクアップする「練りゴマ」です。煎りたての香ばしさは手作りならではの醍醐味です。

自然の中で育つ畜産を実現。健やかな肉を味わう“アグリステリア(農家食堂)” Italy [Firenze]
フィレンツェから北へ20kmほど、トスコ・エミリアーノと呼ばれる丘陵地帯は、ワインで有名なキャンティ地区とは異なり、畜産やオリーブ栽培を主とする農家が森に隠れるように点在している。「ラ・ヴァッレ・デル・サッソ」もそんな農園の一つだ。

大玉需要が減っても愛され続ける「スイカ」 [千葉]未来に届けたい日本の食材 #54
スイカがおいしい季節です。核家族化が進み、大玉を丸ごと1個買う家が少なくなりましたが、カットスイカのニーズは年々増えているようです。今年は天候に恵まれ、例年以上の甘味に育っているそう。
全国2位の出荷量を誇る千葉県八街市に、スイカ農家3代目の山下秀則さんを訪ねました。

炭の熾火で作る放置レシピ 「丸ごとズッキーニの蒸し焼き チーズ和え」 アウトドアレシピ10
同じ料理でも、屋内で食べる味とまったく違って感じられるのが、アウトドアグルメの魅力。今回は、自宅の庭やベランダで楽しむ七輪を使ったレシピを紹介。もちろん、BBQの焚き火でも作れますよ。

35年愛され続ける夏のアイドル「冷たい桃のスパゲッティーニ」 プラントベースの始め方52
肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」を作る“プラントベース(Plant Based)”な調理法をシェフに教わります。今回は、「冷たい桃のスパゲッティーニ」。35年愛され続ける秘訣に迫ります。

エッグコーヒー、ココナッツコーヒー・・・独自に進化したベトナムのコーヒー文化に注目 Vietnam [Ho Chi Minh City]
コーヒーショップはベトナムで2000年代初頭に最も急成長した業態の一つだ。ベトナム全土で33万8600店舗(2022年時点)のカフェが存在し、その数は日本の約6倍に及ぶ。

余市から世界へ。 ヴィニュロン、ソムリエ 平川敦雄 「平川ワイナリー」
ヴィニュロンにしてソムリエという2つのスタンスでワインを造る。
栽培~醸造~サービスを一貫して行なう稀有な人材である。
高みを目指して、ひたすらに学習と経験を重ねてきた。そのキャリアは凄まじい。余市でも別格とされる畑を引き継いで自園を立ち上げたのが2014年。
「ガストロノミーを意識するほどに“味は畑の中にある”と実感する」と語る。

発酵を介して農家とコラボ。日本で麹を学んだインド人シェフによる発酵レストラン India [Pune]
インドでは、コンブチャやキムチなど、海外から入ってきた新しい発酵食品の人気が高まっているが、日本の麹もその一つだ。

エネルギーの巡りを高める「夏の薬膳 トウモロコシのスープ」 スローレシピ
時間をかけて、料理すること自体を楽しむ。時短とは真逆の価値観の先に待つとびきりの味を紹介する連載「スローレシピ」。今回は、猛暑とエアコンの冷えで疲れた体を癒す「夏の薬膳 トウモロコシのスープ」です。

江戸前の仕事とペルーの風味が融合。NYで成熟するすしカルチャー Ameica [New York]
1990年代から急速に高まったすし人気は、米国の食文化としてすっかり定着。近年は日本人以外の優れたすし職人も目立つ。2025年3月、マンハッタンにオープンした江戸前すし店「カンシャ(Kansha)」のオーナーシェフもその1人だ。

「魚の減少」にどう取り組むか? すし職人ゆえのジレンマと覚悟 「日本橋蛎殻町 すぎた」杉田孝明
すし屋が魚を買えない。時化でもないのに市場に魚が並ばない。海の急速な異変に飲食店、中でも地方のすし店は危機感を募らせている。当代随一との呼び声の高いすし職人、「日本橋蛎殻町 すぎた」杉田孝明さんに話を聞いた。

スイーツ好きに朗報!パリ左岸にホテル・リッツのパティスリー2号店が誕生 France [Paris]
「リッツ・パリ」が2021年夏に開いたパティスリーの2号店が、2025年6月にオープン。左岸店誕生を祝した新作、“騙し絵エクレール”は必食だ。形と味はエクレアだが、柔らかなシュー生地でとろけるような食感のクリームが詰まっている。

ワイン大国スペインにも、ノンアルワインの時代到来 Spain [Madrid]
20年ほど前、ノンアルコールビールが登場し始めた時のスペイン国内の雰囲気は、「気にも留めない」という感じだったように思う。2022年のスペイン農水省の調べでは、モニター対象者の中でノンアルコールワインを試した人は全体の22%、低アルコールワインを試したことがある人は37.7%だという。