稀少価値が高いことから“赤い金 (red gold)”と呼ばれるサフランの需要が、2018年から着実に伸び続けている米国。無農薬露地栽培のサフラン生産に取り組む「カラバシュ・ガーデンズ」の発展も、それに呼応しているかのようだ。

サステナブルな農業を支える高付加価値作物、米国産サフランに注目! America [Vermont]

農家が育てた作物を餌に、耕作放棄地で魚を養殖。スウェーデン発完全循環型プロジェクト Sweden [Skåne]
スウェーデン南部スコーネ地方にある「ゴーズフィスク」は、2020年に創業し、耕作放棄地を活用した魚の陸上養殖会社だ。農家が育てる野菜や穀物を魚の餌に、農家自ら陸上養殖に参画し、加工、販売まで関わっている。

78歳。「お客さんが待ちゆうと思ったら、日々の歯車が勝手に回転するがよ」 生涯現役|高知・南国市「パン工房フォンティーヌ」清水一郎
人気のカレーパンは毎日、平均100個は仕込んで週末のイベントに備える清水一郎さん。長年大手製パン会社の工場勤務を経て、57歳で独立。地域のインフラにパンを置いてもらい、イベントも積極的に出店。大事なのは、本音で生きること。

デュカスの右腕ロマン・メデールがついに独立!「プレヴェル」で見せる新たな挑戦 France [Paris]
アラン・デュカスの右腕として「プラザ・アテネ」をミシュラン三ツ星へと導き、グループ内の数々のレストランを率いてきたロマン・メデール(Romain Meder)が、2025年4月、待望のオーナーレストラン「プレヴェル(Prévelle)」を、パリ7区サン=ドミニク通りにオープンした。
料理は、デュカスと共に一貫して追求してきた「ナチュラリテ(自然主義)」の哲学を継承しながら、より洗練され、自由な発想が際立つ。食材のエッセンスを抽出・凝縮して旨味に奥行きを持たせたり、従来のフォンに頼らず、野菜や海藻をベースにしたブロスを多用するなど、素材本来の力を引き出す工夫が随所にみられる。

「国産小麦」のその先へ。地元の畑とパンをつなぐ、愛知のローカル製粉所 「パンの道の駅」メイキングオブ 第3回
パンの研究所「パンラボ」を主宰する池田浩明さんが土地が育むパンを探求します。目指すは2028年にオープンする福岡県川崎町「パンの道の駅」のプロデュース。今回は革新的な製粉を行うローカルミルが地域で果たす役割について

魚焼きグリルで炭火焼きを再現! 頭から内臓まで旨い「イワシの塩焼き」 ブルーフード・レシピ:「柾(まさき)」真崎庸さん
日本周辺でとれる水産物の魅力を再発見するレシピを紹介する連載「ブルーフード・レシピ」。今回は「イワシの塩焼き」です。頭と皮はパリパリ、内臓まで旨い炭火焼のおいしさを魚焼きグリルで再現します。

シドニー発 レストランとコラボした五感で楽しむ高級キャンドル Australia [Sydney]
大豆由来のソイワックスを使った上質な流し込みキャンドルで、一躍人気となった「ハンター・キャンドルズ」。淡水魚の脂肪をソイワックスと共に溶かし、魚臭さのない川の香りをイメージした「フィッシュ・ファット」キャンドルなど、レストランとのコラボ商品が特長だ。

マタギの暮らしが教えてくれる、生きていく上で大切なこと マタギ/カメラマン 船橋陽馬
「マタギになったカメラマンがいる」と聞いて会いに行った。船橋陽馬さん、44歳。「なぜ、マタギに?」素朴な疑問に返ってきた答えは、人と山との関わり、人とクマ、人と自然との向き合い方を見つめ直させる言葉に満ちていた。

【食のプロの台所】典型的な農家の間取り。 お米農家 山﨑瑞弥・宏
「お米農家やまざき」山﨑家にお邪魔し、生活と仕事をつなぎ、家族をつなぐ台所を拝見しました。

ワンランク上のグルテンフリーパンに挑戦。花酵母でふわっと焼く「ひよこ豆 × 米粉パン」 ヴィーガンパンレシピ 東京・恵比寿「オーガニックジャンキー」
ヴィーガンパン専門店の登場とともに、植物性の食材のみで作るパンのレシピが注目されています。動物性の旨味や油脂によるマスキングがなく、発現性を高めたい素材の味がダイレクトに伝わるというメリットを生かし、パン好きも満足するヴィーガンパンを焼く、職人たちの知恵と工夫に迫ります。
今回はオーガニックレストランのシェフが作る、グルテンフリーの米粉パン。

鶏を明るく元気にする循環農法の堆肥「オーガニック卵」 [山梨]未来に届けたい日本の食材 #53
3000m級の山懐に抱かれた黒富士農場は、日本で初めて有機JAS認証を受けた「リアルオーガニック卵」の故郷です。
豊かな自然の中で、3万羽の鶏たちが平飼い放牧でのびのびと育てられ、元気な卵を産んでいます。30年以上前からオーガニック卵の生産に取り組んでこられた向山茂徳会長にお話を聞きました。

地域ぐるみの循環型工房
埼玉「秩父やまなみチーズ工房」
地方のチーズ工房
日本の柔らかい水と草で育った牛のミルクを使い、土地の菌で醸す国産チーズ。かつての豆腐屋さんのように、作りたてのチーズを地元の人に提供する、”おらが街のチーズ工房”を紹介します。地域資源を生産者同士で循環させてチーズを作る、秩父のチーズ工房です

インド系移民増加で空前のブーム。インド28州の料理やカクテルが楽しめる店 Germany [Berlin]
ベルリンでは今、インド系の飲食店が大ブームを迎えている。その背景にあるのは、2014年から10年の間に、10倍以上に増えたというインド系の移民だ。中でも人気の「ナビ(Navi)」は、ヒンディー語で“新しい”という意味の店名を掲げる店。

ノルウェーにボッレ(丸パン)ブーム到来。“愛が詰まった特別なボッレ”を探せ! Norway [Oslo]
ノルウェーで長い間人々に愛されてきたパン=ボッレ(bolle)は、シナモンロールのような小さくて丸い甘いパン。今、首都オスロでは「近所のベーカリーで、焼き立てのおいしいボッレを食べること」がブームになっている。