Australia [Sydney]
ほったらかし可能な調理器具は在宅勤務の味方
2020.11.05
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ロックダウン中にテレワークの傍ら料理にはまる人が増え、シドニーではマルチ機能を備えた圧力調理クッカーへの注目が高まっている。ガス式圧力鍋はベビーブーム世代も愛用していたが、最新のものは電気式でデザイン性に優れ、洗うのも楽。しかも食材のおいしさが倍増する、と世代を超えた称賛の声がネットには広がっている。
中でも人気は、2019年末、豪アマゾンで購入可能になったカナダ発「インスタント・ポット」。圧力調理はもちろん、炒める機能や低温調理機能もあり、「チャーハン」や「ヨーグルト」など幅広く使うことができる。乾燥豆のカレーも約10分で出来上がるなど、時短調理もお手のものだ。10年前にはドイツ製の万能調理器「サーモミックス」(2000豪州ドル~)が流行したが、はるかに手頃な値段(200豪州ドル前後)で手に入ることも人気を後押ししている。
新型コロナウイルスの影響で、家で料理をする機会が増えた今、容器に材料を入れるだけで本格的な料理ができる電気圧力鍋は、今後も大活躍しそうだ。
(『料理通信』2020年11・12月合併号/「ワールドトピックス」より)
◎ Instant Pot
https://instantpot.com.au/
text by Akiko Mori Ganivet
JOURNAL / 世界の食トレンド
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