「イタリアと日本の食文化は、互いに真正面から向き合える。僕の仲間たちにも、それを日本で実感してほしい」一昨年初来日したパオロ・マッソブリオさんが、彼が主宰する美食クラブ「クラブ・パピヨン」のメンバーを...
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2018.08.23
この世で最も官能的な食べ物は? トマトはイタリアのものではない。が、イタリアの顔になった野菜。 トマトソースのスパゲッティの好ましさが、ガリバルディ将軍よりも遥かにイタリア半島の統一に貢献したと僕は思...
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2018.07.30
歴史によって引かれた境界線にまたがるブドウ畑 ブドウ畑、野原、雑木林なんかに囲まれてぽっかり開けた空き地に古の巨大な石で作ったテーブルが3つ。セルジョ・ステヴァナート(Sergio Stevanato...
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2018.06.25
戦後を額に汗して生きた二人のラブストーリー 今回の舞台はラツィオ州ラティーナ(Latina)県にあるコーリ(Cori)村。 主人公はナッザレーノ(Nazzareno)、通称ネーノとその妻マッダレーナ(...
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2018.05.31
夢を実現させるのに不可欠な「合理性」「活力」「真心」をもつ男 ウンベルト・シニョリーニ、76歳。彼はミラノで企業家として不動の地位を獲得していた。 既に60年代には企業運営コンサルティングの分野で、特...
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2018.04.26
『ゴロザリア・ミラノ』とは? 今年13回目を迎え、動員25,000人を誇る生産者が主役の食の祭典で、10月27日~29日の3日間ミラノで開催されます。 ✔1人のジャーナリストの目を通して選ばれた生産者...
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2018.04.12
剛毛の黒毛に垂れ下がった大きな耳、半放牧で育つ土着品種 カラブリアの諺にこういうのがある。 『結婚する者は、せめてその日一日の喜びは得られる。豚を畜殺すれば、その人は一年間の喜びを得られる。(Cu s...
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2018.03.26
人口5千人の村の小さな薄焼きパンが、日本にやってくるまで モデナとボローニャの2都市の中間、モデナ郊外を貫くアペニン山脈も海抜800メートルまで上れば白樺や栗の木の森に迎えられ、人も動物も幸福感は高ま...
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2018.02.26
ワインを造りながら文化をつくる男 稀なことだが、リグーリアのヴィニャイヨーロ(ワイン生産者)、ヴァルター・デ・バッテ(Walter De Battè)には、食の祭典ゴロザリアの「トップ・ハンドレッド賞...
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2018.01.29
2017年を少し振り返ってみると、心を動かされた事が無数に思い浮かぶ。 昨日はヴェローナから帰宅途中、友達のある生産者がイタリア中央南部までの長旅をした帰りだと言って電話してきた。今日のイタリアでは食...
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2017.12.28
伝説の錬金術師の末裔が作る ハーブのリキュール 「幼い頃は、祖父に連れられて作業場に行くのが好きでした。整然と並べられたガラス瓶や、古びた木製の棚は様々な香りが溢れて神秘に満ち、きっと魔法の素が入って...
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2017.12.21
心のエンペラーと共に大地を放牧する チーズ作りの名手 「フェデリーコは、あそこで亡くなった。あそこにあった城でね。今じゃ城址だけが残り、僕がヤギを放牧している。ドイツ皇帝を父に、ノルマンの王女を母に持...
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2017.11.30