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2019年4月、パリの人気店「デルス」のオーナーシェフ関根拓氏が、アジア食堂「シュヴァル・ドール」を開いた。
世界中の有名シェフとコラボを続けながらグローバルな活躍をする関根氏が、次にフォーカスを当てたのはアジア料理。「既存の料理も僕らの腕で磨きあげ、最高の食材を使って作っています」と言うように、メニューには新鮮な魚介を使った「手長エビの辛味炒め」や「鯛の丸ごと蒸し」の他、関根氏が得意とする粉もの料理「白湯ラーメン」や「肉まん」など、アジアの旨いものがずらりと並ぶ。
だしは自家製でうま味調味料は一切使わない。調味料もなるべく1から手作り。自家製の豆乳でデザートを作り、残ったおからは料理に使うなど、サステナブルにするための工夫も詰まっている。
流行に敏感な食通だけでなく、界隈の家族連れまで客層を広げ、既に2カ月先まで予約が取れないほどの人気ぶりだ。関根氏のフィルターを通して生み出されるパリのアジア料理は、新たなジャンルとして支持されるに違いない。
(『料理通信』2019年8月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Cheval d'Or
21 rue de la Villette, 75019 Paris
19:30~23:00(土曜、日曜昼のみ12:30~14:00も営業)
月曜、火曜休
手長エビの辛味炒め 20ユーロ
https://chevaldorparis.com
text & photograph by Sakurako Uozumi
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