カラッと軽いスナック感覚のつまみ「きつねスティック」
プラントベースの始め方66
2026.09.14
text by Kei Sasaki / photographs by Masahiro Goda
連載:プラントベースの始め方
健康や環境への配慮から、植物性の食材を主体とする“プラントベース(Plant Based)”な食事法が注目されています。肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」料理を作る知恵は、世界各地に存在します。身近なレシピからおいしくプラントベースを始めるヒントを紹介します。今回は、油揚げをさらに揚げたカラッと軽いおつまみ「きつねスティック」を教わります。
目次
教えてくれた人:東京・国立「ニチニチ」星野健二さん
店主の星野健二さん。大学卒業後、2年の信用金庫勤務を経て、調理師専門学校へ。2004年に自分の店を開くまで、12年ほどフレンチや中華居酒屋などの飲食店で経験を積む。そのなかで、料理研究家の高山なおみさんが料理を担当していた「諸国空想料理クウクウ」で長く働いた。
油揚げの内側に味をつけ、カラッと揚げる
「ニチニチ」は星野健二さんが、両親の営んでいた金物屋の跡地に開いた居酒屋だ。カウンターに並ぶ焼酎や泡盛の瓶に「沖縄料理店?」とメニューを見ると、沖縄だけでなく各国の調理法を取り入れたユニークな料理がずらり。
両親が金物屋を閉めて以来、「いつかはここで店を」と決めていた。開業を決断させたのは、最も長く勤めた「諸国空想料理クウクウ」閉店の報せ。現在は料理研究家として活躍する高山なおみさんがシェフを務め、その創造性に惹かれた個性豊かな客たちが集う場として知られた店だ。
「誰かがあの〝場〞を受け継がなければ」と、約半年後に店をオープン。調理器具や器は「クウクウ」のおさがりを譲り受け、ネパール揚げ餃子やモンゴルうどんなどの名物も継承。かつ、「誰もがほっとできる」鶏の唐揚げやコロッケなどの定番もメニューに。
スナック感覚でつまめるきつねスティックは、油揚げにみりんで甘味を付けた味噌を挟んで揚げたおつまみで、カラッとした食感につられてお酒が進む。
「味がきちんとしていて〝発信力〞がある」。初めて客として訪れた時のクウクウの印象を星野さんはそう話す。そのありようをニチニチは、着実に受け継いでいるように見える。
「きつねスティック」の材料と作り方
[材料](1皿分)
油揚げ・・・1枚
味噌(合わせ味噌)・・・大さじ1
酒・・・小さじ1/2
みりん・・・小さじ1/4
醤油・・・適量
ワケギ・・・適量
サラダ油・・・適量
[作り方]
[1]調味料を合わせる
味噌を酒、みりんでのばす。
[2]合わせ調味料を塗る
油揚げを開いて中に1を塗り、八等分に切る。
[3]揚げる
2を180℃のサラダ油で2~3分揚げる。
[4]醤油をたらす
軽く醤油をたらしてざっくり混ぜ、刻んだワケギを振りかける。
カラッと軽い食感が後を引く。ビール、焼酎、果実酒など、どんな酒にも合う。
(雑誌『料理通信』2012年8月号掲載/本文はウェブサイト用に一部調整しています)
東京・国立「ニチニチ」の店舗情報
◎ニチニチ
東京都国立市東1-6-1
☎042-575-8222
17:00~23:00
月曜休
JR 国立駅より徒歩5分
※現在、長期休業中。
※営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
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