Spain [Madrid]
超注目! スペイン料理界に新星登場
2018.03.19
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競争の激しい首都圏の飲食業界で、このところ活躍が目覚ましい新人が登場している。その名はハビエル・アランダ。1987年生まれ、トレド県の人口1万人にも満たない小さな村出身だ。
2013年、マドリードに開いた「ラ・カブラ」では、南米の唐辛子アヒやバニラ、グリーンマスタードやシソなど香りの強い素材を巧みに取り入れ、伝統料理を新しい解釈で表現する手法が受けて、翌年にはミシュラン一ツ星を獲得。
2016年にオープンした高級ライン「ガイタン」でも、あっという間に一ツ星を獲得した。しかも昼のコースは50ユーロからと良心的だ。短期間に2軒を成功させ、高級トニックウォーターブランド「ロイヤル・ブリス」とのコラボレーションでも活躍。
さながら時代の寵児という印象だが、魅力は彼の培って来た伝統料理のセンス。トレドの「エル・ボイオ」、首都の高級店「サンセローニ」など、伝統料理の基本を大事にする店での修業が味の確かさを生んでいる。今後注目の若手シェフの1人であることに間違いない。
(『料理通信』2018年2月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Restaurante Gaytan
Calle Principe de Vergara, 205, Madrid
☎+34-91-348-5030
14:00~16:00、21:00~23:00
日曜、月曜休
http://www.chefjavieraranda.com/es/
text by Yuki Kobayashi
JOURNAL / 世界の食トレンド
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