America [New York]
国連機関も太鼓判の高プロテイン食品とは?
2017.10.16
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ダイエットや健康的な体作りを目指す消費者向けに、高タンパクな食材の名前と含有量をパッケージ前面に明記した加工食品が定番化している米国。そんなプロテイン商品市場の最前線で注目されているのが「エクソ・プロテインバー」だ。
主原料のクリケット・フラワーとは、ローストした食用コオロギを挽いた粉である。飼育と流通が簡易で、環境・経済的にサステイナブルな食材と言われる昆虫は、国連食糧農業機関が将来の世界食糧・飼料危機に効果大と2013年に発表している。
エクソ創業者の狙いも、“昆虫食後進国”アメリカに住む人々に、まず彼らの製品で虫を口にすることに慣れてもらうことだそうだ。果物やナッツ、カカオ、ハチミツを使った5種類のレシピは、料理業界で著名な英国人シェフ、カイル・コノートン氏によるもの。他社のプロテインバーに比べ甘さ控えめ、グルテンフリー、ペイリオ(原始回帰:狩猟採集時代に可能だった食事)といった食の最新キーワードが該当することも話題の秘密だ。
(『料理通信』2017年9月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Exo
1個 3.49ドル、1箱(12個入り) 36ドル
https://exoprotein.com
text by Kuniko Yasutake
photograph by Exo Inc
JOURNAL / 世界の食トレンド
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