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JOURNAL / 世界の食トレンド

England [London]

英国産チーズを堪能できる気鋭のチーズ・バー

2017.09.14

  • 数年前まで輸入がメインだった英国のナチュラルチーズ業界に、新しい潮流が生まれつつある。「モッツァレッラやグリュイエールなど、伝統的な製法を用いたチーズ製造所が、ロンドン市内に次々と産声をあげている。これら英国産チーズを応援したくて」と語るのは、若者文化の発信地カムデンタウンに居を構えるマシュー・カーバー氏。

    英国が誇るブルーチーズに洋ナシのチャツネを加えたチーズ・トースト・サンドイッチを、フードトラックで販売して大ヒット。クラウドファンディングで資金を調達し、2017年3月に路面店「チーズ・バー」を開いた。

    メニューに並ぶのはコスモポリタンな創作料理。自家製ソルトビーフはジャガイモやポロネギ、無殺菌乳のブルーチーズを重ねて「ラクレット」に仕立てたり、「プーティン(カナダ発のフライドポテト)」にはフレッシュチーズをあしらう。

    チーズ料理に合わせて地元産クラフトビールやシードル、 オレンジワインなど各種ナチュラルワインとのマリアージュも提案し、好評だ。
    (『料理通信』2017年8月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ The Cheese Bar
    Unit 93/94 Camden Stables, London NW1 8AH
    ☎ 非公開
    12:00~ 22:00 (日曜~20:00)
    無休
    www.thecheesebar.com
    ラクレット 8.50 ポンド

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