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JOURNAL / 世界の食トレンド

India [Goa] インドと豪州が海を越えてボタニカルをトレード。今どきクラフトジンの作り方

Sep 20, 2022

text by Akemi Yoshii

インド産クラフトジン「ストレンジャー&サンズ (Stranger & Sons)」を手がける、ゴアのサードアイ蒸溜所が、オーストラリアのフォーピラーズ蒸溜所とコラボし、互いの国のボタニカルを“トレード”したユニークなジンを2022年5月末にリリースした。


両蒸溜所は、2019年、ベルリンで開催されたバーフェアで顔を合わせ、翌年、インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションで再会。意気投合したものの、コロナ禍で互いの蒸溜所に行き来はできない。そこでバーチャルテイスティングや、Zoom蒸溜と銘打ったオンラインでのやりとりを密に重ねた。

こうして生まれたのが、両国のハーブ、スパイス、シトラスを絶妙に組み合わせた2つのジンだ。サードアイが蒸溜する「トレーディング・タイズ(TRADING TIDES)」はよりシトラスを、フォーピラーズの「スパイス・トレード(SPICE TRADE)」はよりスパイスを感じさせる対照的な仕上がりとなった。

「このコラボの一番大きなインスピレーションは、2つの蒸溜所をつなぐ潮流(タイド)と海岸だった」とサードアイ蒸溜所は振り返る。コースタル・ドライ・ジン(COASTAL DRY GIN)と名付けられたトレーディング・タイズのラベルには、オーストラリアのアボリジニアートに似たタッチで描かれた大波が踊る。

トレーディング・タイズは、英国で行われたザ・ジン・マスターズ2022のコンテンポラリー部門で金賞を受賞。スパイス・トレードと共にインド国内外で好評販売中だ。

(写真)トレーディング・タイズ(写真手前)は、アニスマートル、レモンマートルなどオーストラリアのハーブに、コーカムやタマリンドなど酸味のあるインド産果実をブレンド。一方、スパイス・トレードは、ターメリック、フィンガーライム、テッパル、長コショウ、赤唐辛子、カルダモンなどを使い、モダンインドを表現。共に3500ルピー/700ml。



◎Third Eye Distillery
https://strangerandsons.com/

*1ルピー=1.7円(2022年8月時点)

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