バスマティライスで作るインド式炊き込みご飯「トウモロコシのビリヤニ」
レスキューレシピ【トウモロコシ編】
2026.07.30
text by Kyoko Kita / photographs by Masahiro Goda
連載:レスキューレシピ
日本の食品ロス量は年間464万トン*と言われています。生産者が丹精込めて作った食材を無駄にしないための活用レシピをシェフに教わる連載「レスキューレシピ」。今月は、夏の人気野菜、トウモロコシをおいしく食べ切る知恵を紹介します。3回目は日本でも専門店が登場し、年々認知が広がっている「ビリヤニ」です。
*農林水産省「食品ロス量(2023年度推計値)」(前年度比-8万トン)」
目次
教えてくれた人:東京・押上「スパイスカフェ」伊藤一城さん
会社員を経て26歳で食をテーマに世界一周を計画。3年半で48カ国を巡り、あらゆる料理との出会いの中で最も興味を惹かれたスパイスを軸に自分の店を持つことを決意。イタリア料理店で1年、インド料理店で2年、スリランカ料理店で1年経験を積み、2003年に現店オープン。
トウモロコシにココナッツの甘い香りをまとわせて
ビリヤニはインドの炊き込みご飯。香り高いバスマティライスを複数のスパイスと共に香り豊かに炊き上げる、お祝いの席の定番料理です。
スパイスの扱いに慣れてきて、もっと自由にスパイスと向き合いたい人には、ビリヤニ作りをおすすめします。たとえば日本の旬の野菜と組み合わせて、夏はトウモロコシ、秋はキノコと、食材に合わせてスパイスを変えると楽しいですよ。
今回はトウモロコシにココナッツの甘い香りをまとわせ、ニゲラのほのかな苦味をアクセントにしました。旬の食材とスパイスの組み合わせで、アレンジを楽しんでください。
「トウモロコシのビリヤニ」の材料と作り方
[材料](2人分)直径14cmの鋳物鍋
〈米を炊くスパイス〉
カルダモン・・・1個
ブラックカルダモン・・・1個
シナモン・・・1個
クローブ・・・2個
フェンネルシード・・・ひとつまみ
ターメリック・・・ひとつまみ
〈仕上げのスパイス〉
ニゲラ・・・小さじ1/4
右の黒い粒粒がニゲラ。左はココナッツファイン。
〈その他の材料〉
バスマティライス・・・110g
トウモロコシ・・・1本
フライドオニオン*1・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/2
トウモロコシの芯でとっただし*2・・・65ml
干し貝柱のだし*3・・・65ml
ココナッツ油・・・大さじ1+1/2
ココナッツファイン・・・小さじ2
塩・・・少量
イタリアンパセリ(ざく切り)・・・少量
*1 市販品でOK。
*2 トウモロコシの芯と浸かる程度の水を鍋に入れて沸かし、コトコトの火加減で30分ほど煮出す。冷ましておく。
*3 干し貝柱1個をつかる程度の水に浸して、一晩冷蔵庫におく。
[作り方]
[1]バスマティライスの準備
バスマティライスを軽く洗って30分水に浸す。
[2]トウモロコシの準備
トウモロコシの実を包丁でこそげる。芯はだしに使う。
[3]スパイスと一緒に米を炊く
鋳物鍋に〈米を炊くスパイス〉とフライドオニオン、塩、ココナッツ油大さじ1/2、水気を切った1を入れ、2種のだしを注ぐ。蓋をして強火にかける。沸騰したら火を止め、200℃に熱したオーブンに13分入れる。常温で6分蒸らす。
[4]トッピングのトウモロコシを炒める
フライパンにココナッツ油大さじ1を強火で熱し、ニゲラを加えて香りが立ったらトウモロコシの実を加えてしばらく炒める。トウモロコシに火が通ったら塩で味を調え、仕上げにココナッツファインをふり混ぜる。
[5]米とトウモロコシを合わせ再加熱
炊き上がったバスマティライスの上に4を敷きつめ、蓋をして200℃のオーブンで5分加熱する。
[6]完成
仕上げにイタリアンパセリを散らす。
(雑誌『料理通信』2020年9・10月号掲載/本文はウェブサイト用に一部調整しています)
東京・押上「スパイスカフェ」の店舗情報
◎スパイスカフェ
東京都墨田区文花1-6-10
☎03-3613-4020
11:30~14:00LO 18:00~20:30LO
月曜休
東京メトロ、都営線押上駅より徒歩15分
https://spicecafe.jp/1-1
※営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
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