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スペイン人はカツが大好き。 肉に何か他の食材を挟み衣で揚げるスタイルのカツは、各地方に個性豊かなこだわりがある。一般的なのは、ボンレスハムにチーズを挟んで揚げた「サンハコボ」や、豚肉の中にチーズや赤ピーマンを巻いて棒状にしたものに衣をつけて揚げたアンダルシア州コルドバの「フラメンキン」。そして最近、俄然知名度を上げているのがスペイン北部アストゥリアス地方の伝統料理「カチョポ」だ。
2枚の牛肉の間にチーズと生ハムを挟んで衣で揚げたこの料理、数年前から首都マドリッドでは「カチョポウィーク」と称して、年に一度この料理を提供するレストランフェアが開催されるほどの人気に。このカツのポイントは、牛肉の大きさ。例えば、首都で最大級のカチョポが食べられる「ラ チャラナ」ではひとつ20cm×30cm、皿からはみ出す勢いだ。
ネットでは「Guía de Cachopo(カチョポガイド)」も登場、国内でカチョポを出す店を検索することも可能になった。B級グルメ愛好者にはことにおすすめの一品となっている。
(『料理通信』2016年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ La Charana
C/San Leonardo,12, 28015, Madrid
☎ +34-915-417-683
10:00~24:00
無休
◎ Guía de Cachopo
www.guiacachopo.com
text & photograph by Yuki Kobayashi
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