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アルファ ロメオ「Art of Taste」プロジェクト
第2弾 藤尾康浩シェフ #01

期待を超えた喜びの追求、幸せの好循環を生むものづくり。

Feature / MovementJul. 19, 2019

text by Kei Sasaki / photographs by Hide Urabe

1910年の創業以来、ドライバーの五感を揺さぶるものづくりを続けてきたイタリアの老舗車メーカー、アルファ ロメオ。その美学を味で表現する試み「Art of Taste」の第2弾は、藤尾康浩シェフが、たった1組のゲストのために特別な料理をご用意します。2018年6月、イタリア・ミラノで開催された若手料理人の世界チャンピオンを決める国際料理コンクール「第3回 サンペレグリノ ヤングシェフ」でグランプリに輝き、今、国内外から期待と注目を集めている藤尾シェフ。車と料理、フィールドは異なれど「人の心を動かすものづくり」に賭ける想いについて、アルファ ロメオのマーケティング本部長であるティツィアナ・アランプレセさんとお話しいただきます。


ティツィアナ イタリアに縁の深い料理コンクールでグランプリになられた藤尾シェフが、本プロジェクトに参加してくださることを嬉しく思います。現在は、どのような活動をされているのですか。

藤尾 昨年11月、約6年勤めた大阪のレストラン「ラシーム」を退職し、現在は自分の店の開業準備を進めながら、月に1~2回、世界各国を旅しています。現地のシェフたちとコラボイベントをしたり、フードサミットのようなイベントでトークをしたりと様々な活動を行っています。

ティツィアナ それは素敵! トークやレクチャーで登壇することは、オーディエンスから必ずフィードバックがある。つまり、教える側にも学びがありますよね。これからレストランを開かれる藤尾シェフにとっては、チームビルディングのためのマネージメント力を鍛える意味でも意義があると思います。

藤尾 こういう機会をいただけるようになったのもコンクールがあったから。本当に得難い経験だと感じています。

ティツィアナ コンクールでの勝因は、どこにあったとお考えですか。




藤尾 ミラノに集まった21の国・地域の代表者に求められていたのは、自分の国・地域のアイデンティティを料理にいかに反映させるかという点。私は、世界にとってまだまだ未知なる国である日本という国を、同じく未知であろう──かつ日本の四季や自然観と深く結びついた──鮎という食材を使って、世界中の方々が「おいしい」と思っていただける料理でプレゼンテーションできたと思っています。

ティツィアナ 鮎、私は大好き。岐阜県のある店までフルコースを食べに出掛けたことがあるほどです。

藤尾 本当ですか! 海外の方の中には、特有の苦味を苦手だと感じる方が多くいらっしゃいますよね。

ティツィアナ イタリアにも日本と同じように、小魚を頭から丸ごと食べる習慣がありますから。

藤尾 日本とイタリアの食文化には、共通点が多くあると改めて感じますね。




ティツィアナ その通り。そして食は文化の入口。「おいしい」と感じることは、人間にとって一番プリミティブで、かつ温かな感動体験であると考えます。デザインや革新性、情熱の走りで「人を喜ばせることの追求」をアートと捉えているアルファ ロメオにとって、おいしさで人を喜ばせることを追求する料理人や生産者の方々は、いわば同志のような存在。だから食のプロフェッショナルとタッグを組んでアルファ ロメオの美学を「食」で表現する「Art of Taste」という取り組みをスタートさせたのです。



 

「創造のための創造」ではなく、喜びの感情を喚起するものをつくりたい。

藤尾 ティツィアナさんのお話を伺うほどに、自分の料理に向き合う姿勢というか、目指すところと、アルファ ロメオの哲学にも、どこか通じるところがあるように感じます。




ティツィアナ 詳しく聞かせて下さい。

藤尾 私は以前から、料理はあらゆるアートの中で、唯一、口に含んで、味わうことができるものだと考えてきたからです。「創造のための創造」ではなく、一人ひとりの食べ手の心にきちんと届き、喜びの感情を喚起するものをつくりたい。それこそが自分の料理人としてのモチベーションであり、そもそも料理の道を志した理由でもあるんです。

ティツィアナ まさに我々が考える「Human in Center(人間中心に考える)」に同じですね。

藤尾 はい。「創造のための創造」になっていないか。これは常々自らに問いかけていることです。例えば新たな一皿の料理をつくるとき、これまでの経験や知識をベースにアプローチすることは、実はそんなに難しくはない。でも私は、一つの素材そのものからストーリーを紡いでいきたいんです。料理を「つくる」というより、「できてしまう」というか。




ティツィアナ とても興味深いお話です。

藤尾 自我を出さず、より自然な感覚で素材と接することで、それは必ず「降りてくる」。最初からそれをつくろうとしたのでは出来ない。むしろ出来上がりが、そのときの自分自身を投影しているんですよね。
ティツィアナ 素晴らしい考えだと思います。どこでそのような気付きがあったのでしょうか。

藤尾 何か一つのことがきっかけで、というわけではないですが、やはりコンクールでの経験は大きかったかもしれません。幾度ものトライ&エラーを繰り返しましたが、最後に完成した一皿は、あたかもそこに、当たり前のように存在したかのような自然なものでした。そうして振り返ってみると、失敗作にはどれも自我が出てしまっていた。




ティツィアナ つまり「食べ手ありき」の料理は「自我の料理」の対極、と。やはり「Human in Center」なんですよね。願わくば「相手の期待を超えた喜びを与えたい」という想いが、アルファ ロメオのものづくりの根幹にあります。なぜならば、その喜びは、そのまま私たち自身の喜びとして返ってくるから。その相互作用で、幸せの好循環を生み出したい。

藤尾 一料理人として、深く共感します。

車づくりも、料理も、人間の「パッション」が中心にあるべき。

ティツィアナ アルファ ロメオは2020年に110周年を迎えます。その歴史は、ミラノの歴史と分かちがたくつながっているんです。




藤尾 私はこれまでに5回、ミラノを訪ねていますが、いい意味で行くたびに違う印象を抱くんです。イタリア人は素晴らしい伝統文化を持つがゆえに、新しいものを嫌うというイメージがありましたが、ミラノという町は伝統を大切にしながら、有機的に新しいものを取り入れているなあと。

ティツィアナ 嬉しいですね。おっしゃる通りミラノの歴史は、アートやデザイン、ファッション、テクノロジーなど様々な分野の発展とともにある。もちろん、料理も。そしてフードは、もっとも多くの人が直に触れられるアートの形。だからこそパッションを中心に据えるブランドとして、「食」にフィーチャーしたいという想いがあります。

藤尾 車づくりも、料理も、人間の「パッション」が中心にあるべきと。




ティツィアナ そう。「GIULIETTA」での食材探しの旅を、ぜひ楽しんで下さい。実際にハンドルを握っていただいたら、私たちが大事にしている、五感を、エモーションを揺さぶる車づくりを体感していただけるはず。美しいデザインとスポーツカーのパフォーマンス。エンジン、サスペンション、ハンドルの有機的な連動から生まれる乗り心地は、唯一無二。特別なアイデンティティを持つ車だと自負しています。

藤尾 とても楽しみです。そして感じたままのもの、革新性なのか情熱か、あるいは美しさかその全部かを、そのまま口に含み、舌で味わっていただけるような料理をつくりたいです。

ティツィアナ 今回は、たった1組のゲストのための食事をご用意いただきます。それも都会のレストランではなく、食材が育まれる自然の中で、天候が許せば屋外で。アウトドアだからといってピクニックではない。貴族のファミリーが昔から大事にしていたような、季節を感じながら料理を楽しむ、プライベートでありながらもフォーマルな場にしたい。選ばれた方は、自分の大切な人とこの日の、自分たちのためだけに用意された料理を味わう。温かくヒューマンな体験になるはずです。




藤尾 イベントで1回限りの料理をつくるのはこれまでも経験していますが、1組のお客様のためだけに料理をするのは今回が初めて。テーマとなるアルファ ロメオの哲学はもちろん、食べ手の方のストーリーも料理に沿わせていく、難易度の高い、しかしやりがいがある仕事になりそうです。満足ができるものがつくれれば、自分自身に新しい料理の価値観をもたらしてくれることになるのではないかと。

ティツィアナ それこそが先に話した相互作用、幸せの循環です。大丈夫、話をしてきっと素晴らしいものをつくってくれると確信できました。私は何をしようかしら。料理アシスタント? ウエイトレス?(笑) 役割を決めておいてくださいね。








 『Art of Taste』by ALFA ROMEOよりご案内






■藤尾 康浩シェフによるプライベートダイニングへご招待。



Photograph by Toyohiro Zenita(OWL)

あなたの大切な方とご一緒に、世界にひとつだけの特別なひと時を味わってみませんか。
抽選で1組様(最大5名様)。
応募期間【応募期間】7/19(金)〜8/18(日)
https://www.alfaromeo-jp.com/info/campaign/2019/art-of-taste/project02/

■アルファ ロメオ「ジュリエッタ」
アルファ ロメオ「ジュリエッタ」に乗って、藤尾シェフはイベントのための素材探しの旅に出かけます。産地訪問の様子は次回(7月中公開を予定)の記事をお楽しみに!
「ジュリエッタ」についてはコチラまで。

アルファ ロメオ ジャパン オフィシャルサイト
https://www.alfaromeo-jp.com/


撮影協力 アルフレックスジャパン






































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